今日からクラス替え

2週間経ったので、英語学校は今日からクラス替え。3人の先生とグループレッスンの生徒がチェンジした。新しいグループは今度はレベルが同じ人たち4人だった。同世代の日本人既婚男性1人と、27歳、29歳の台湾人独身男性2人の計4人。また女性1人になった。先生は29歳の女性でやたらハイテンションな人だった。おもしろい。

前回のグループでは私はL1の人たちと一緒だったのだが、今日新しいグループでL2の人ばかりになってみて感じたのは、リスニング力、語彙力の違いだ。スピーキングはL1の人たちと言っている内容は大差なく感じだが会話に詰まらずスムーズに話せる感じ。

2時間目はグラマーの授業で、今度のグラマーの先生も29歳女性、英語の先生の他によそでダンスの先生もやっているのだという。お父さんがプロのミュージシャンのため10人の兄弟と一緒に5歳から歌とダンスとギターなどを続けていて、セブの大型モールなどでもコンサートをすることがあるそうだ。ちょっと歌ってくれたけどとてもうまかった。うーん私もこっちでまたギター再開するぞ!と思ってしまった。

彼女は夜中電気をつけていないと寝られないほどの怖がりで、暗闇も動物も虫も泳ぐことも何でも怖いそうなので、モンスターやおばけでも見たのか?というと見たことはないという。
そんなら怖がる必要ないじゃないと言ったのだが、子どもの頃からすごい臆病らしく、あなたは信仰を持っているの?と聞いたらカトリックだそうだ。じゃあ何か変なものを見たり悪霊的なものに襲われたりしたら"I say to you.Get out of here! In the name of Jesus!"と言って追い出せばいいですよと教えた。
それは効果があるの?というので“ある”と私は断言し、ただし他の名前でなくIn the name of Jesusですよと念押ししておいた。“分かった。やってみる”と言ってくれた。

午後のカンバセーションの先生は30代くらい?の女性で、これまた良さそうな先生だった。最初の顔合わせではどうしても自己紹介からになってしまい、私の場合必然的に放射能汚染の話からになってしまう。彼女は日本が好きで日本で仕事がしたいと言っていたので、日本にはいかないほうがいいですよと言った。
福一の放射能の話(現状も)を一通りしたら、この先生も前期の先生同様“多くの人が本当のことに無関心で真実を知りたがらない心理になることは分かる、でも本来命や健康のほうが仕事や家、地位よりずっと大事なものだ、あなたたちは早く気づいて出てきてよかった”と言っていた。
また、多くの人々が気づいて後悔するのは病気になったりしてもはや手遅れになってからになることだろうと言っていた。

彼女がほかの日本人生徒に聞いた範囲では“うちは福一から離れているので大丈夫だ”などと言っていたらしい。でも私はチェルノブイリの事故〜現状を話し、日本は狭い国だしチェルノの広大な被害範囲と比較しても、日本で絶対安全といえる場所はないと説明した。

あと、この先生も子どもの頃にプロテスタント育ちだったらしく、今教会には所属していないが聖書は信じており、信仰を持っているようだった。いろいろと信仰についてシェアもでき、こちらフィリピンでは信仰の話をすることがごく自然にできるのでうれしい。

放射能汚染については、フィリピン人にとってももはや他人事ではない。福一の作業員としてフィリピンやベトナムカンボジアなどの貧しい人たちがろくな説明も受けず駆り出されている実情があるのだから、最低限の知識をもっておかないといけない。彼らだって自衛しないとエライことになるのだから。
日本は今、放射能汚染食材を後進国の学校給食に提供したりして、まさにテロ国家のような非道な行為を平然と行っている。欧米ではなく、後進国の貧しく知識もない人たちを殺して回ろうとするなんて日本はどこまで腐った国になっていくのか、海外へ避難してもこのやるせない怒りは消えない。