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【WND】By アラウンド・ザ・ウェブ 2024年4月27日午後3時6分掲載
https://www.wnd.com/2024/04/greece-expected-first-nation-face-population-collapse/
カッシー・フィアーノ・チェッサー、 ライブ・アクション・ニュース
■■世界中で出生率が低下。
ギリシャからの数多くの報道は、政府がより多くの出生を促進するために奔走する中、同国が差し迫った人口崩壊に直面していることを示している。
ナショナル・ヘラルド紙によると、ギリシャは2022年の出生数が過去92年間で最低となり、2023年の予備データではさらに出生数が減少すると予測されている。
ロイターのレポートも同様に、状況が悲惨になっていることを示している。出生率の低さは、子供を持つことにますますお金がかかることを意味し、小児医療のようなものを利用することは難しい。
ロイターの取材に応じた陸軍軍曹のクリストス・ジャンナキディス氏は、2人目の子供を持ちたいと考えているが、その余裕がないと語った。
「最近、家族を持つには英雄になる必要がある。「2人目の子供を持つには、家にもっとお金が入ってこなければなりません」
「しかし、我々は努力を続ける必要がある」。
ヨーロッパは人口崩壊を経験しているのか?
出生率は世界中で低下しており、多くの国がより多くの子どもを持つことを奨励するために、親家族政策を導入している。
しかし、12月にVoxが指摘したように、「歴史に照らし合わせれば、どれもうまくいかないだろう。
政府が子孫を残すよう説得するために何をしようとも、世界中の人々はますます子供を産まなくなっているのだ。
ジャンナキディスの息子ニコラスは、人口の2/3が70歳以上であるオレスティアダ自治体内にあるオルメニオ村で唯一の13歳である。
ジャンナキディスは、息子をドイツに留学させることを考えているが、今はひとりでビデオゲームに明け暮れているという。
以前は結婚式や洗礼式に集まっていた。61歳のクリソラ・イオアニドゥはロイターにこう語った。
「出産はほとんどありません」
言語療法士であるトドリス・バシリアディスは、周辺の村から子供たちが集まるワークショップを主催しており、社会的孤立が発達の問題につながっていると語った。
一方、キリアコス・ミツオタキス首相は、出生率の低下を「国家的脅威」であり「時限爆弾」と呼んでいる。
政府は、ベビー用品の減税など、より多くの出産を奨励する政策を実施しようとしている。
コスティス・ハツィダキス財務相はロイターに対し、「これはギリシャだけでなく、EU全体が直面している最も深刻な問題のひとつだ。これは我々の最優先事項であり、何が必要であろうともだ」
オルメニオにある学校の校長であるディミトリス・ロシディス氏によると、1年生の児童数はわずか4人で、学校は17の村にまたがっている。
「将来は明るいとは思えません」とロシディス校長。
小学1年生の担任であるネクタリア・ムーロプルーは、家庭を持ちたいと思っているが、その余裕はないという。
「30代で1,000ユーロの収入があれば、もちろん家族を持つかどうか考えるでしょう」と彼女は言い、家族促進政策では十分ではないと説明した。
「最初の子供に20ユーロ、あるいは50ユーロ、100ユーロを支給しても、問題は解決しないのです」