【RT】2023年12月8日 ヒンターハウス・プロダクション
https://www.rt.com/business/588662-sharp-fall-german-factory-orders/
10月、機械・設備・金属への需要が低迷。
ドイツの連邦統計局ディスタティスが12月6日(水曜日)に発表した暫定データによると、10月のドイツ製工業製品の新規受注は、エネルギー危機と世界的な需要低迷の中、予想外に減少した。
製造業の工場受注は前年同月比7.3%減、9月比3.7%減となった。この数字は、前月比0.2%増というアナリストの予測を覆すものだった。
ディスタティスは、この不振は主に機械・設備部門の業績によるもので、新規受注は9.8%増加した9月から13.5%減少した。
機械・設備を除く金属加工品、基礎金属製造、電気機器、自動車部品など他の主要セクターでも需要が減少した。
海外からの受注は前月比7.6%減少したが、国内からの受注は2.4%増加した。
新規受注が増加したセクターのうち、航空機、船舶、鉄道機器製造は20.2%の伸びを記録した。消費財セクターは2.8%の増加となった。
ドイツの工業生産高は7-9月期に0.1%減少し、エコノミストは今期もさらに縮小すると予想している。
コメルツ銀行のエコノミスト、ラルフ・ソルヴェーン氏はロイターに対し、
「これまでのところ、多くの企業が受注残を消化することで受注量の減少を補っている。しかし長期的には、減産を避けることはできないだろう」