2024年5月5日、ガザのケレム・シャローム交差点付近のイスラエル軍兵士。© Amir Levy / Getty Images
【RT】2024年5月6日-00:22 ホームワールドニュース
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イスラエル国防軍(IDF)兵士3人が死亡したロケット弾攻撃に対応するためだ。
イスラエルは、ハマスによる部隊へのロケット攻撃を受け、包囲されたガザに人道支援を届けるための主要な国境を閉鎖した。
イスラエル軍によると、パレスチナ武装勢力は5月5日(日曜日)に、ケレム・シャローム交差点付近に駐留するイスラエル国防軍(IDF)に対して10発以上のロケット弾を発射し、兵士3人が死亡、11人が負傷した。
このルートは、国連とイスラエルの主要同盟国であるアメリカの圧力により、12月に初めて再開された。
イスラエル国防軍によると、この弾幕はエジプトとのラファ交差点近くの民間人避難所の近くから飛んできたという。
この攻撃は、ハマスが人道的な場所や民間人を人間の盾として利用した「もうひとつの明確な例」だとイスラエル軍は述べた。
この攻撃は、イスラエルとハマスがカイロで行った交渉と時を同じくして行われた。
NBCニュースは、エジプトの首都で会談を仲介していたウィリアム・バーンズCIA長官が今週イスラエルに赴き、さらなる協議を行うと報じた。
イスラエルのヨアヴ・ギャラント国防相は、イスラエル国防軍が「ごく近い将来、ラファとガザ全域の他の場所で実力作戦を実施する」と改めて表明した。
イスラエル政府高官は、ラファは以前イスラエル国防軍の避難勧告の対象となったガザ地区からの避難民で過密状態であるにもかかわらず、ラファから活動しているハマスの戦闘員を排除しなければならないと主張している。
国連人道問題調整事務所(OCHA)のイェンス・ラーケ報道官は今週初め、「ラファを中心に人道活動が展開されているため、市民が虐殺され、ストリップ全体の人道活動に信じられないような打撃を受ける可能性がある」と警告した。
5月7日(火曜日)に7カ月目に突入するイスラエルとハマスの戦争の結果、ガザでは3万4000人以上のパレスチナ人が死亡している。
戦闘が勃発したのは10月7日、パレスチナの過激派組織がイスラエル領内に奇襲をかけ、約1200人が死亡、200人以上が人質に取られた。