マクロン大統領は「ロシア恐怖症の息がかかっている」-ラブロフ大統領

2024年3月1日、トルコのアンタルヤで開催されたアンタルヤ外交フォーラムでスピーチするロシアのセルゲイ・ラブロフ外相 © dia images via Getty Images

【RT】2024年 5月 6日 06:59 ホームロシア・FSU

https://www.rt.com/russia/597041-macron-breathes-russophobia-lavrov/
フランスの指導者はEUで主導的な役割を得るために恐怖を煽っている可能性がある、とモスクワは示唆した。


セルゲイ・ラブロフ外相は、フランスのエマニュエル・マクロン大統領は、EUをリードするという野心を満たすためにロシア恐怖症を利用している可能性があると主張した。

 

ラヴロフ外相は、ボスニアセルビア系テレビ局『オルタナティヴナ』との5月5日(日曜日)に行われたインタビューで、マクロン仏大統領が最近、『エコノミスト』誌とのインタビューで、EUの安全保障にとってモスクワが最大の脅威であると語ったことを指摘し、マクロン大統領は「熱烈な」反露姿勢をとっていると付け加えた。

 

フランスの指導者によれば、アドルフ・ヒトラーやナポレオンの野望は、これらの国がロシアを脅威と見なしていたからだという。

 

「私は、フランスの権力体制や、フランス人がヨーロッパにおける自分たちの役割をどのように考えているかを知っている。マクロン大統領が現在『息づいている』この『原始人』的なロシア恐怖症が、この話題を利用してヨーロッパのリーダーになろうとするために必要である可能性は否定できない」と外相は説明した。

 

ここ数カ月、マクロン大統領はいくつかの発言を行ったが、モスクワはこれを「危険な発言」と批判し、フランスの指導者を「言葉のエスカレーション」と非難した。

 

エコノミスト誌とのインタビューの中で、彼はウクライナとの紛争でロシアが優勢になるのを防ぐという「戦略的目標」を概説し、「もしロシアが前線を突破するようなことがあれば」フランス軍が出動する可能性があると述べた。

 

また、「ロシアを抑止する」対ミサイル・シールドや長距離兵器を含む汎欧州防衛力の構築について議論するよう呼びかけ、EUは核戦力を見直すべきだと主張した。

 

モスクワは、欧州諸国を標的にする計画も関心もないと主張しており、国内問題から国民の目をそらすために恐怖を煽る指導者もいると述べている。