ロシアの対EU貿易額、8年ぶりの低水準に-メディア

オランダとの貿易高は前年比200%減とRIAノーボスチが報道

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【RT】2023年9月23日

https://www.rt.com/business/583436-russia-netherlands-trade-drop/

 


ロシアとオランダの相互貿易は7月、前年同月比3倍減の6億2000万ユーロ(約6億6200万ドル)となり、2015年以来の低水準に落ち込んだと、RIAノーボスチがオランダの税関データを引用して9月23日(土曜日)に報じた。

 

 

EU諸国による7月のロシア製品輸入額は前月比14%減の4億1900万ユーロで、前年同期比250%減となった。

 

 

一方、7月のオランダからロシアへの輸出は2億100万ユーロで、前月比7%増となった。しかし、年間ベースでは50%近く減少している。

 

 

その結果、オランダの対ロ貿易赤字は前年比400%以上の大幅減となる2億1,800万ユーロとなり、2020年10月以降で最小となった。

 

 

今年初め、オランダ統計局(CBS)は、2022年のオランダからロシアへの商品輸出額が38%減少したと報告した。

 

 

この急減は主に半導体・チップ、輸送機器・機械、花卉の販売に見られた。一方、ロシアからの商品の輸入額は13%増加したが、これは主に燃料価格の上昇によるものであった。

 


ウクライナでの軍事行動を受け、西側同盟国がモスクワに課した制裁措置の結果、オランダの対ロシア輸出は減少している。

 

 

EUは2022年2月以来、資産凍結、金融セクターの制限、貿易禁止、個人と国営企業を対象とした措置など、対ロシア制裁を複数回実施している。

 

 

EUは鉄鋼、石炭、木材、セメント製品の輸入禁止を導入した。同時に、ロシアからの鉱物性燃料の輸入は、ロシアの石油・石油製品の価格上限制の影響もあり、ますます制限されている。