企業メディアでさえ、私たちが電気自動車にそれほど興味がないことに気づき始めている

Aston Martin Vantage
【America First Report】JD・ラッカー著 2024年6月9日 

https://americafirstreport.com/even-corporate-media-is-starting-to-realize-were-just-not-that-into-electric-vehicles/
企業メディアが私たちを驚かせることは、もはやそう多くはない。

 

長年にわたる純粋なフェイク・ニュースの喧伝により、多くの人々、特に保守派はオルタナティブ・メディア(このようなメディア!)を求めるようになった。

 

マルクス主義的なグリーン・アジェンダは、企業メディアのプロパガンダガスライティングにうってつけのトピックの筆頭に挙げられている。

 

だからこそ、電気自動車に関するほとんど正直な記事が検閲をすり抜けたことは注目に値する。

 

新型アストンマーティン・ヴァンテージのスロットルを握ったとき、笑わないわけにはいかない。

 

アストン幹部はヴァンテージの最先端のインフォテインメント・システムについて語るかもしれないが、ボンネットの下にあるのはもっとエキサイティングなものだ。

 

ワインディングロードを疾走するもよし、サーキットでその限界を試すもよし。ドライバーのあらゆるインプットに反応する、荒々しいエキゾーストノート

 

60年の歴史を持つ英国メーカーのスポーツカーの最新バージョンは、「見て、嗅いで、体感できる強大なエンジンを」というエンスージアストの要求に明確に応えている。

 

ヴァンテージは、パフォーマンスとゼロエミッションを求める環境保護主義者のためのものではない。実際、アストンの幹部は、消費者の関心が低いことを理由に、全電気自動車スポーツカーの製造スケジュールを延期した。

 

その代わりに、824馬力を発生するパワフルで 「恐るべき 」V12エンジンを投入する方向で資源を投入している。

 

アストンだけではない。6月20日に発表されるブガッティの新型ハイパーカーは、依然としてW16エンジンを搭載している。イタリアのスーパーカーブランド、ランボルギーニは、フラカンの後継車はV8ツインターボエンジンを搭載すると発表した。

 

アストンマーティンのプロダクト&ストラテジー・ディレクターであるアレックス・ロングは、ABCニュースにこう語った。

 

「彼らは、V8エンジンがもたらすサウンドクオリティ、キャビン内のフィーリング、すべてを求めています。我々の顧客は、電気自動車のアストンを求めてはいません」

 

反電気自動車的な態度は、熱狂的なファンだけにとどまらない。

 

AP通信 -NORCパブリックアフェアーズリサーチセンターとシカゴ大学エネルギー政策研究所による最近の世論調査によると、アメリカ人の46%がEVを「購入する可能性はあまり高くない、あるいはまったく高くない」と答えている。

 

今年初め、ドイツの高級自動車メーカーであるメルセデスは、電動化計画を5年延期し、CEOのオラ・カエレニウスは投資家に対し、同社はまだ内燃エンジン車の生産に専念すると語った。

 

先月、トヨタの幹部は、エンジニアが液体水素のような代替燃料で動く小型の次世代エンジンを開発していると発表した。

 

業界関係者はこの傾向を「ICE(内燃機関)への回帰」と呼んでいる。

 

自動車会社が電気自動車を導入する動きは早かったが、「持続可能性」への配慮が持続不可能だとわかった途端に電気自動車から遠ざかる動きほどではなかった。

 

電気自動車はおそらく未来のものだろうが、それを大衆に押し付けようとする試みはほとんど失敗している。

 

電気自動車が本当に安全で、信頼性が高く、効果的な技術になれば、電気自動車を受け入れることは理にかなっているかもしれない。

 

幸いなことに、古き良きガスエンジン・アメリカンマッスルを愛する私たちにとって、その未来はかなり遠いようだ。