ストックホルム、2025年からガソリン車とディーゼル車を禁止へ


タイラー・ダーデン【ゼロヘッジ】2023年10月17日火曜日 - 午後02時45分

https://www.zerohedge.com/markets/stockholm-ban-gas-and-diesel-cars-starting-2025


ガソリン車とディーゼル車の使用禁止は、公式に世界中に広がりつつあり、ストックホルムはその次の都市となる。

 

ブルームバーグによると、スウェーデンの首都は現在、2025年から市内の一部でガスとディーゼル車を禁止する計画を立てているという。禁止されるのは、首都の金融ハブ周辺の20ブロックだそうだ。


同エリアには、市内の主要なショッピングスポットもある。電気自動車、一部のハイブリッドトラック、燃料電池車」のみが許可されるという。

 

ストックホルムは、これまでにない規模で禁止を検討することで、主要都市の先駆者となる構えだ。この提案は、パリ、アテネマドリードなど、ディーゼル車禁止に照準を合わせている都市の努力を凌ぐものだ。

 

同じように、ロンドンのようないくつかの都市は、低排出ガスゾーンのような措置を実施しており、旧式の内燃エンジン車のドライバーは、市街地へのアクセスに日当を支払う必要がある。

 

現在の生活費危機がEV販売に影響していることを考えると、この計画がスウェーデンでの電気自動車販売を後押しするかどうかは不透明だ。

 

モビリティ・スウェーデンは最近、2023年のEV新規登録台数の見通しを全体の40%から35%に引き下げた。

 

その他の地域では、ブリュッセルが12月に市内中心部の10本の道路で、不要不急の車や地元以外の車の通行を禁止した。

 

ロンドンは8月に超低排出ガス車専用地域を拡大し、世界で最も野心的な自動車排出ガス政策のひとつとなった。しかし、英国のリシ・スナック首相は、ガソリン車とディーゼル車の新車販売を2035年まで禁止するという英国政府の計画を延期した。

 

EVの普及で知られるノルウェーの首都オスロでは、市環境局が都心部にゼロ・エミッション・ゾーンの導入を提言した。当初は2025年に大型輸送車とトラックを対象とし、2027年には自動車にも拡大する予定だ。

 

交通政策を担当する地元議員のラース・ストロムグレン氏は、ブルームバーグに次のように語っている。

「私たちは、ここに住み働く人々にとってより良い生活環境を作りたいのです」