ロシアの大物、原油価格の暴落を予測

ロシアの実業家オレグ・デリパスカ氏© Sputnik/Alexey Maishev

【RT】2024年1月9日

https://www.rt.com/business/590342-tycoon-deripaska-oil-price-crash/

オレグ・デリパスカ、原油価格は今年中に20%下落すると警告


ロシアの実業家オレグ・デリパスカ氏は1月9日(火曜日)、世界の石油市場は暴落に向かい、今年の原油価格は20%下落するだろうと予測した。

 

デリパスカ氏の警告は、原油輸出国トップのサウジアラビアが2月の輸出価格を大幅に引き下げたことで、原油価格が1型ウ8日(月曜日)に約4%下落したことを受けたものだ。

 

その後原油は反発し、1月9日(火曜日)14:00GMT現在、WTIベンチマークは1バレルあたり72ドル、ブレントは77.4ドルで取引されている。

 

デリパスカは1月9日(火曜日)、自身のテレグラム・チャンネルに「今年、世界市場でさらに20%下落するであろう原油安は、インフレとの戦いに良い助けになるだろう」と書き込んだ。

 

アルミニウム王はまた、フィナンシャル・タイムズ紙のレポートに言及し、OPEC+グループ以外の国、特に米国からの石油供給が堅調に伸びていること、そして不透明な経済見通しが今年の原油価格を抑えるだろうと述べた。

 

EU諸国は米国やロシアとともに、過去2年間、高インフレに悩まされてきた。

 

ユーロ圏では12月に年間インフレ率が回復したものの、事前の予測によると、物価上昇によって中央銀行は利上げキャンペーンに乗り出さざるを得なくなり、2023年の物価上昇を抑制することにつながった。