アルゼンチンインフレ率100%超え

Argentina inflation

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【Insider Paper】AFPM 2023年3月14日 19時27分
https://insiderpaper.com/argentina-inflation-exceeds-100/

 

 

アルゼンチンの2月までの12ヶ月間のインフレ率は102.5%となり、象徴的な3桁の大台を超え、32年ぶりの高水準となった。

 

ラテンアメリカ第3の経済大国であるアルゼンチンのインフレ率は、2月の1ヶ月間で6.6%、年初来で13.1%上昇したと、インデック国家統計局が発表した。

 

アルゼンチンは、世界で最も高いインフレ率の一つである。

 

2022年には94.8%に達し、171%を超えた1991年以降、同国の年間最高値を記録した。

その前の2年間は、2,000パーセントを超えるハイパーインフレが発生していた。

政府は2023年のインフレ目標を60パーセントに設定している。

 

アルゼンチンは何年も経済危機に取り組んでおり、過去12年間はいずれも2桁のインフレ率を記録している。

 

12月、アルベルト・フェルナンデス大統領の中道左派政権は、食品および個人衛生企業との間で、約2000の製品の価格を3月まで凍結し、さらに3万の製品の上昇を月4%に抑えることで合意した。

 

2022年半ばの公式発表によると、アルゼンチンの人口4700万人のうち約36.5%が貧困状態にあり、そのうち260万人が極度の貧困状態にあるとされている。

 

アルゼンチンの経済成長率は、3年間の不況に終止符を打った前年の10.3%に対し、2022年は5.2%だった。

 

3月13日(月曜日)、IMFは、南米諸国に対する援助パッケージの4回目の見直しについてブエノスアイレス政府と合意に達し、約53億ドルの支出に道を開いたと発表した。

 

今回の資金調達により、2022年3月の援助プログラム調印以降、アルゼンチンに割り当てられた資金は288億ドルに達することになる。

 

世界銀行によると、アルゼンチンの2023年の成長率はわずか2%に減速すると予想されている。

 

もしそうなれば、アルゼンチンが3年連続で成長したのは15年ぶりのことである。