ロシア、中国へのガス供給を強化

ガスプロム、中国の要請で供給量を増やしたと発表

 

     
写真:ガスプロム社 ロシア、アムール州スヴォボドニーの町付近で、ガスプロムのアムールガス処理プラントとパワーオブシベリアガスパイプラインの接続場所を示す風景。© Sputnik/Pavel Lvov

 

【RT】2022年12月12日

https://www.rt.com/business/567909-russia-china-gas-supply-increase/

 

ロシアのエネルギー大手ガスプロムは、パワー・オブ・シベリアのパイプラインを通じて中国へのガス供給を増やし、12月7日に1日の最大値を記録したと、


12月7日(木曜日)に同社の公式テレグラム・チャンネルに書き込んだ。

 

ガスプロムは、中国の要請により、12月の輸出量を従来の計画よりも増やし、1日の契約上の義務を16.1%上回ったという。

 

ロシアは、二国間の長期協定に基づき、いわゆる東ルートの一部であるパワー・オブ・シベリア・パイプラインを介して中国にガスを供給している。

 

今回の発表は、中国の建設会社パイプチャイナが、両国間の東ルート天然ガスパイプラインの重要区間の完成を報告した翌日に行われたものだ。

 

これにより、ロシアから中国東部の経済大国である上海までガスが輸送されることになるという。


東ルート天然ガスパイプラインは2019年12月に一部稼働し、こうしてロシアのガスを中国に供給する最初のパイプラインとなった。

 

ロシアの全長3,000kmのパワーオブ シベリヤパイプラインと、中国の全長5,111km(3,175マイル)の区間が含まれている。

 

この巨大パイプラインは、2024年から中国に年間380億立方メートルのロシアの天然ガスを供給する予定である。

 

これは、2014年5月にロシアのガスプロムと中国石油総公司の間で結ばれた4000億ドル、30年間の協定の一部だ。