EU州、ロシアと新たなエネルギー協定を締結

アムールガス処理工場の原料ガス測定ラインの圧力計。© Sputnik / Pavel Lvov

 

【RT】2023年4月11日

https://www.rt.com/business/574529-eu-state-energy-deal-russia/

 

ハンガリーガスプロムと緊急時のガス追加供給について合意したと外務省が発表した。


ハンガリーは、ロシアのエネルギー会社であるガスプロム社との間で、長期契約に規定されている以上のガス供給の可能性について合意に達したと、4月11日(火曜日)にモスクワを訪問したピーター・シジャルト外相が発表した。

 

 

この発表は、ロシアのアレクサンドル・ノヴァク副首相およびロシアの原子力メジャーであるロスアトムのアレクセイ・リカチェフCEOとの会談の後に行われた。

 

シジャルトは、「我々は、冬の準備の過程で必要性が生じた場合、主にトルコストリーム(パイプライン)を通じて、長期契約に示された量を超える供給量を購入する可能性について、ガスプロムと合意することができた」と述べた。

 

「今日、我々はこの可能性に関する合意を延長した」と彼は付け加えた。

 

両者はまた、ロスアトムが進めているハンガリーのパクス原子力発電所の拡張を加速させる可能性についても議論した。

 

両国の原子力協力は、一部のEU加盟国から反発を招いている。

 

ロシアのガスに約85%依存しているハンガリーは、モスクワに対する制裁政策についてEUを繰り返し批判してきた。

 

ブダペストは、ロシアのガス輸入に制限を設けることに強く反対しており、ロシアの原子力産業に対するいかなる抑制にも反対することを宣言している。

 

 

ハンガリーのオルバン首相は、ロシアの原油輸入に対するEUの制裁から免除されることに成功した。

 


ハンガリーはこれまで、ブルガリアセルビア経由で年間35億立方メートル、さらにオーストリアからのパイプラインで10億立方メートルのロシア産ガスを受け入れてきた。

 

8月、ブダペストガスプロム社との間で、契約量に加え、ロシアから1日あたり最大580万立方メートルのガスを供給する契約に調印した。