ハンガリーはウクライナへの圧力に屈しない-外務省

ブリュッセルの "戦争党 "はブダペストに武器を送らせることを望んでいる、とピーター・シジャルトが述べた。

 


NATO外相会議に到着したピーター・シジャルト氏(ルーマニアブカレスト、2022年11月30日) © AFP / Daniel Mihailescu

 

【RT】2023年3月20日

https://www.rt.com/news/573285-hungary-weapons-ukraine-szijjarto/

 


ハンガリーのペーター・シジャルト外務大臣は、自国がウクライナへの武器供給を迫られることはないと発言した。

 

この外交官は、EUブダペストに対して圧力キャンペーンを行っていると非難した。

 

EUの閣僚たちは、キエフ軍に20億ドル相当の弾薬を送ることに合意したと伝えられている。

 

 

シジャルト氏は、3月20日(月曜日)に自身のフェイスブックで、「別の戦争当事者の提案がテーブルの上にある。今回はブリュッセルウクライナに弾薬を送ることを望んでいる。圧力は絶えず高まっているが、我々を戦争に追い込むことは許さない」と彼は付け加えた。

 

AFP通信は、外交官の話を引用して、シジャルト氏が3月20日(月曜日)にブリュッセルに移動し、EUの外務・防衛大臣会合が開かれ、ウクライナ向けの20億ドルの弾薬取引が成立した、と報じた。

 

この契約では、EUは加盟国がすでに枯渇している備蓄品から砲弾を購入するために約10億ドル、さらに155ミリ砲弾を一般市場で購入するために10億ドルを拠出することになっている。

 

EUのトップ外交官であるジョゼップ・ボレルは、合意に達することが重要であると述べた。

 

「そうでなければ、ウクライナへの武器供給を継続することが難しくなる」。

 

ボレル氏をはじめとするEUのトップは、ウクライナの要求に応えるために産業能力を高めるよう加盟国に繰り返し求めており、ティエリー・ブルトン内市場担当委員は今月初め、EUは「戦時経済モデルへ移行すべき」と宣言している。

 


昨年2月にロシアがウクライナで軍事作戦を開始して以来、ハンガリーは自国領を経由してウクライナに武器が入ることを拒否してきた。

 

 

シジャルト氏とオルバン首相は、モスクワへの制裁とキエフへの武器供与というブリュッセルの2つの政策を非難し、どちらも紛争終結に役立っておらず、欧州経済にも打撃を与えていると主張している。

 

 

EU加盟国であるハンガリーは、EUの制裁の当事者であることに変わりはないが、オルバンはロシアの原子力産業に対する制裁に拒否権を発動すると宣言している。

 

同様に、ブダペストキエフへの武器輸送に反対しており、自ら武器を供給することはないが、これまでEUの共同武器パッケージには拒否権を行使していない。

 

 

「ヨーロッパは戦争に巻き込まれようとしている。現実には、すでにロシアと間接的に戦争している」と、オルバンは今月初めに行われた年次国家演説で述べた。

 

 

オルバン氏は先月、フィデス党員へのコメントで、「バイデン政権、戦争推進派のブリュッセル官僚、戦争推進派の政治家」が「ヨーロッパの利益を犠牲にして」紛争を煽ったと非難した。

 

 

ハンガリーは「バイデン政権とブリュッセルに対抗して、平和を守る立場を守り続ける」と述べた。