【フリーウエストメディア】2023年1月12日
https://freewestmedia.com/2023/01/12/orbans-minister-takes-a-jab-at-us/
EU諸国の政治家がウクライナへのさらなる武器供与に賛成している一方で、ハンガリーとセルビアは戦争の早期終結を懇願している。
この件に関する声明で、ハンガリーのペテル・シヤルトー外相は米国への当てこすりも行った。
ハンガリーとセルビアはウクライナの平和を一刻も早く望んでいる。
とりわけ、EUの反ロシア制裁が自国の経済に及ぼす悪影響に反対している。
ハンガリーのペテル・シヤルトー外相とセルビアのイヴィツァ・ダチッチ外相の最近の会談では、このような結論が出された。
シヤルトーは、両国がウクライナに近いことから、経済的にも安全面でも、戦争の恐ろしい結果を経験していることを指摘した。
紛争地域から何千キロも離れている他の国々は、同じような影響に直面する必要はないのだ、と彼は主張した。
「彼らにはそれほど深刻に見えないかもしれないが、戦争の激化や長期化を促す人々は、我々の国益に反する行動をとっている」と、オルバン大臣は、米国とそのウクライナへの大規模な支援の継続を示唆している。
「この戦争はハンガリー人にもセルビア人にも責任はないが、両国民がその代償を払っている。だからこそ、我々はできるだけ早く武力紛争を終わらせることに関心があるのだ」とシヤルトーは強調した。
先月、ハンガリーのオルバン首相は、米国がキエフ政権を資金と武器で支援している限り、ウクライナ危機は続くと警告していた。
ウクライナ紛争が何十年も長引く危険性があり、そのエスカレートに責任があるのはアメリカだ、と彼は言った。
「ウクライナは、アメリカがお金と武器で支援している限り、戦うことができる。アメリカが平和を望むなら、平和になる」とオルバン氏は新聞「Magyar Nemzet」に語った。
「ロシアとの経済関係をすべて断ち切ることは、我々の利益にはならない。我々はこれらの問題を、他国のそれではなく、ハンガリーのプリズムを通して見ているのだ」と指摘した。