ロウズ:ナンバープレートや携帯端末を監視し、常習犯を検出する監視ロボットを発売

【America First Report】BY:ディディ・ランコビッグ 2023年3月20日

 https://americafirstreport.com/lowes-introduces-surveillance-robots-that-monitor-license-plates-mobile-devices-to-detect-repeat-offenders/

 

 

ホームセンター商品の小売業者ロウズは、フィラデルフィアの4店舗でナイトスコープ社製のセキュリティロボットの使用を開始した。

 

2015年に発売されたK5というロボットは、小売店が刑事訴追を受ける際の証拠収集に役立ち、"警備員 "のような役割を果たすとされている。

 

K5は人物を検知することができ、16個のマイク、LIDAR(Light Detection and Ranging)、さらにソナーセンサー、4つの360度高精細広角カメラを持っているにもかかわらず、顔認識ソフトを焼き付けていない。

 

(しかし、ナイトスコープでは、K1タワーとKAヘミスフィアというモデルで、人を「見て」、それが誰であるかを知るという機能を提供しています)

 

K5のその他の機能としては、背中にセキュリティボタンがあり、それを押すと助けを呼ぶことができる。

また、限定的な通信機能として、ユーザーがカスタマイズしたメッセージを送ることができ、駐車場を巡回する際には、ロボットが音を発することができる。

 

ロボットがナンバープレートや携帯端末を識別することで、ロウズはそのデータを過去の「違反者」の既存データベースと照合することができるのだ。

 

ナイトスコープ社の幹部によると、このロボットは、不法侵入の犯罪歴のある人物や家庭内虐待者、クビになった従業員など、かなり幅広い「既知の脅威」を探すことができるそうだ。

 

ロウズは、2月から駐車場にK5をレンタルで配備し、ナンバープレートや、リアルタイムで報告される熱異常(ある時間帯にその場所に人がいないことを示す)を識別している。

 

これは、2年間カナダとヨーロッパを旅して成功した後、フィラデルフィアで「首切り」という不名誉な結末を迎えた「ヒッチハイク・ロボット」hitchBOT.+にちなんだ言葉遊びだと地元紙は明かしている。

 

フィラデルフィアの人々はロボットに優しくないということだが、現在までにフィラデルフィアでK5が破壊されたことはない。

 

誰かが車でK5を何度も轢いたという事件はあったそうだ。

Redditのユーザーはロボットのせいだと言っているが)。


その他にも、このモデルは人間とのインタラクションでいくつかの不具合に直面している。

パロアルトで子供がK5に轢かれた(この時、製造元のナイトスコープ社は、子供がロボットに「後ろ向きに走った」と非難した)。

 

数年後には別のK5が「転倒」し、政治的なドラマも起きている。

 

サンフランシスコでは、SPCAがホームレスを追い払うためにK5を使ったと非難された(同団体は、K5は破壊行為や強盗を防ぐためのものだと言った)。

 

しかし、K5を「いじる」ようなことをすれば、キングスコープはあなたを「いじる」らしい。

 

「ヒッチボットと同じように、私たちのロボットにちょっかいを出そうとした人がいて、その人たちを実際に徹底的に訴えたことがあります」と、同社のステイシー・スティーブンス副社長兼最高顧客責任者は言う。

 

また、ロウズが「セキュリティ強化」のために配備したK5'sは今のところ無事だが、顧客がそれを見て喜んでいるかというと、そうではない。

 

この機械は、高さ5フィート(約1.5メートル)、重さ400ポンド(約8.5キロ)、卵のような形をしている。

 

サイバーリンク社は、高度な生体情報追跡など、K5よりもはるかに邪悪な能力を持つ可能性のあるロボットを製造しているが、この会社は、製品を(文字通り)温かく、かわいらしく「見た目と感触」で表現している。

 

マーケティングは、この製品を「Lovot」(「Love」と「Robot」の合成語)と名付け、小型でテレタビーのような、物理的に脅威とならないこのマシンが「オーナーの生活を快適さと安心で満たしてくれる仲間」と約束するまでになっている。

 

しかし、この「安心感」は、強力なバイオメトリクスを搭載した監視マシンを隠すためのもので、グルーヴX(サイバーリンク社と提携して製作)によれば、パンデミックの際に小学校や保育園で需要があったとのことだ。

 

メーカーによれば、この「かわいい」ロボットに搭載された機能の一部は、人の感情に訴えかけるように設計されているそうだ。

 

50個のセンサーと、ディープラーニングによるリアルタイムな意思決定を含む「高度なAI機能」、そして「触ると暖かくなる内部ヒーターシステム」、「家族のメンバーを認識できる(パーソナライズされたインタラクションにより、家族ごとにAI顔認識を行う)、斜めになった個人を識別できる、0.2秒のアイデンティティ処理により99.7%の精度を達成」。