ヤギのおやつ

■みんなに大量の差し入れ

草が乏しく地面がもはや茶色の世界なので、ヤギに差し入れが必須な日々となっている。遠くから草木やフルーツをせっせせっせと運んできて、全員に食べさせるには結構な量が必要なので炎天下に何往復もする肉体労働になる。同時に、バケツで水を運び、飲ませて回る作業も重労働。ヤギは結構広範囲につないでいるので、距離にすると毎日すごい歩いて回っていると思われる。Tシャツは瞬時に汗だく。

エルニーニョではなかった年には、こんなに水をやらなくてもよかったが、去年と、さらに今年は全く状況が違う。昼前後には1回水やりに行かないとヘタってしまう。仕事の隙間にそういう作業なので、夕方にヤギを小屋に返したら心身ヘトヘトになっている。


(おやつを食べるたま男。今日もお腹パンパンで絶好調)

今日はもう一つヤギの救急トラブルがあり、子ヤギのガオが毒草を食べたのか、以前のあん子ちゃんと同様の症状を起こした。腰が抜けてちゃんと歩けず倒れてしまい、そのうち、よだれもポタポタ出てきた。ワーワー鳴いてフラフラ移動しては倒れ、という繰り返しのあと、今度は鳴かなくなって、さらに弱ったのか横になったまま腹がパンパンに膨張してきてぐったりし出した。

その間、神様に癒やしをずっと祈りながらだったが、腹の膨張のほうに焦点を当て、オリーブオイルをスポイトで飲ませた。すると、飲ませた直後、スクッと立ち上がり、まるで普通になったかのように回復したような様子を見せた。オイルを飲んでから数回咳込み、その後、数分はじっと突っ立っていたが、そのうち全く通常の様子になって、みんなの所へ戻り、一緒にまた草を食べ出した。

以前のあん子の症状と同じだったので、何が起こったのかさっぱり分からないという程の不安はなかったが、ガオのほうが症状が長かったし、腹が膨張してぐったりしたのでヒヤヒヤした。しかし毒草の回復って、短時間でそんなにコロッと元通りになるものなのだろうか。

何にせよ元気になってホッとした。ガオを助けてくださった神様に感謝。でも私は一段落してどっと疲れた……。昨年末からか、心労が大きくなるような事が立て続いているし、引越しという今までになかったことも浮上したりで、計画事項も多く、通常の仕事も相変わらず休みらしい休みがないので、頭も体もフル回転で両方疲れ気味。そして雨の降らないすごい暑さがそれを後押ししている。

ただ、一昨年くらい前から、なぜか全然病気にはならないのが幸い。スイカをものすごい食べているので(というか現状、体が常にスイカを欲している)、もしやスイカ効果が大きいのではないだろうか?!