イスラエル政府、ハマスとの合意を承認

イスラエルの強硬派からの反対にもかかわらず、停戦合意は日曜日に発効する
© Koby Gideon / イスラエル政府報道官室 via AP

【RT】2025年1月18日 00:52 ホーム世界のニュース

https://www.rt.com/news/611119-israel-hamas-gaza-deal/

イスラエル政府はハマスとの合意を承認し、停戦と人質交換が1月19日(日曜日)に発効する道筋をつけた。

 

これは、ベンヤミン・ネタニヤフ首相の事務所が発表した声明による。


1月17日(金曜日)の早い段階で開かれた少数の安全保障閣僚による会議の勧告を受け、33名の閣僚全員がこの合意を承認した。

 

審議は7時間以上続き、1月17日(金曜日)の夜遅くから1月18日(土曜日)の早朝まで続いた。

 


「政府は人質解放の枠組みを承認しました。人質解放の枠組みは2025年1月19日(日)に発効します。シャバット・シャローム(安らかな安息日)」

とネタニヤフ首相の事務所は短い声明で発表した。


1月15日(水曜日)に署名された合意に基づき、イスラエルパレスチナ武装組織ハマスは、15ヶ月間にわたってガザ地区で続いた紛争を停止することで合意しました。

 

この紛争により、1,100人以上のイスラエル人と46,000人以上のパレスチナ人が命を落としています。カタール、エジプト、米国の仲介により、この合意は3つの段階に分かれています。

 

第1段階は1月19日(日曜日)に開始され、42日間継続される予定です。

 

ハマスは、子供や女性兵士、負傷者や病人を含む33人の人質を解放します。その見返りとして、イスラエルは現在イスラエルの刑務所に収監されているパレスチナ人受刑者の人数を明記しないまま釈放します。

 

この合意は、ネタニヤフ政権内からも批判を受けています。

 

強硬派のユダヤ人政党「パワー党」に所属するイタマール・ベン=グヴィール国家安全保障相は、この合意が実行された場合、自身の派閥を連立から離脱させると脅迫しています。

 

同様に、宗教シオニスト党のベザレル・スモトリッチ財務相も強い反対の意を示しています。

 

イスラエル最高裁判所は、パレスチナ人受刑者の釈放に反対するイスラエル国民からの上訴を審理する予定です。しかし、同裁判所の決定は停戦の発効を妨げることはないと思われます。