昨日に引き続き、Bohol Aidで支援の必要な地域への食糧と水配達に出掛けた。
今日はうちのバンはAntequera(アンテケラ)という町へ行くことになった。1日数チーム、別々の町へ行っている。
黒★印がアンテケラ。青い☆はタグビララン市
うちのバンは8人シーターなので大きくない。それで運ぶ食料の量がすごいので人は7人が限界だとして7人乗ったが、私はずっと床の上に直に座って数時間、本当にこれが辛かった。
今日は、朝一から“セブで働く20代会”の発起人のお一人のYさんほか3人の方がボホール支援の物資を持って応援にきてくださった。一昨日よりセブポットのIさん経由で連絡を頂いていた。
みなさん普段はセブで仕事をされてお忙しい中で来て下さって感謝。
彼らは港でバンを借りてきてくださったので、彼らのバンはバリリハンへ11時前位に出て行った。私たちが帰還したのが21時を過ぎていたので結局そのまま会えなかったが、連絡は付き、また引き続き応援してくださるようなことを伝えてくださって、本当にうれしい。
セブで働く20代会の皆さんが提供してくださったバンにはこちらのチームメンバーと食料物資を乗せて頂き、バリリハンへ向かって頂いた。
私たちの行ったアンテケラの町は本来はそんなに遠い場所ではないが、橋や道路の封鎖地点があるのですごい迂回をしていかなければいけなかった。車も食料と人とで積載オーバー過ぎてパワーのない中、巨大落石ゴロゴロのガタガタ道や坂を走ったので(ところどころ、車を降りて歩かないといけなかった)、到着後、現地では短時間居ただけだが、往復の移動がものすごい長時間だった。
でも現地に着いて、水と食料を受け取りに続々集まってきてくれた人たちが喜んでいたので疲れがなくなった。みんな見た目は元気で陽気なフィリピン人のままに見える。でもこのバランガイ(村か町くらいの単位の自治体)は陸の孤島のような場所にあって、電気・水・食料供給がずっと止まっている。
壊れていない家の人も皆、外でローソクやキャンプファイヤーでテントを作って過ごしている。
市内の女性牧師が皆さんに挨拶、神さまについてのメッセージを語り、その場にいるみんなで祈りの時を持った。みんなカトリックの人たちだが話をよく聞いてくれ、リアクションしてくれてすごく盛り上がる。
バランガイキャプテンほか数人の方々と直接話せたが“家も何もなくなってしまったし食べ物も水もないのよー”と明るいながらもがっかりしていた。このバランガイには1200人超の人数がいるそうだが、何と死者はゼロだった。
昨日のマリボホック行きでも一緒だった看護学生のフェアがケガしている人たちの手当てをした。
私たちの持ってきたわずかなものでは全く焼け石に水のような感じで申し訳なかった。でも“ありがとうー!”と言ってくれるので、これだけしか持ってこれずごめんなさいといろんな人に言った。
神さまが彼らと共にいてくださり、必要なものが与えられ、いつも守られますように。