バリ島・セブ島より支援訪問者

12日夜より今日夕方まで、バリ島移住者のりえさんと、ご主人でセブ在住のJさんが地震・台風支援グッズを持ってきてくださった。りえさんは数か月前にもボホールへ立ち寄って下さった。

バリではりえさんが日本人移住者の方々に呼び掛け、募金を集めて浄水器を購入してくださったり、Jさんはセブで職場を通してのボホール・レイテ支援、個人募金等をしてくださっていた。

Aid Bohol代表のガムさんと主要スタッフのアイーザたちに、レイテ、ボホールに電気不要の簡易水ろ過器を4セット贈ってくださった。バリから手持ちで感謝!

  

説明書を見ながら組み立ててみる。

フィルター1回7000リッターがろ過できる(目安1年半〜2年で交換)。
台風30号被害のレイテではまだきれいな水の供給が不十分のようで、現地で必要な人たちに役だってほしい。

■その後、ボホール地震(10月15日)で被害の大きかった町の一つ、サグバヤン町まで回った。

黒い☆印がサグバヤン町。

 

学校はまだ仮設のテントのままのところがある。学校に限らず、公共の建物ほど補修や建て替えも全く手つかずで放置されたまま。

 

町役場もテントで業務を行っていて、建物はそのままだった。住まいとしての仮設テントもこの地域はまだまだ多いが、地震直後よりは少し減ってきたと思える。ただし、大方は家が再建してのことではないので、テント住まいが減ったのは親戚知人の家や他島へ移住して行った人が多いからではないかと思う。

テント村の人たちと少しお話することができ“お昼ご飯食べていかない?”と誘って頂いたり、まだ大変なテント生活にある状態でも、これまでと変わらないボホラーノのホスピタリティを感じ、うれしかった。

ボホールでも台風のレイテやセブ北部等でも同じだと思うが、当面の緊急救命・医療活動・食料・生活物資支援がひと段落つけば、その次は電気や電波等のインフラの復旧が必要となり、その次は壊れた建物、家屋をどうやって復旧させるかが長期的課題になると思う。
最後のは資金も莫大にかかるし、フィリピンでは素早い復旧は難しい。

観光的にはサグバヤン側のサグバヤン・ピークでのチョコレートヒルズ展望台も11月1日より再開しているし、滑落ではげてしまったサグバヤンのいくらかのチョコレートヒルズも以前より緑が生え、自然修復しているように見えた。

お忙しい中、また費用も掛かる中ではるばる来て下さって感謝です!