ぼほるーと調査隊(その4) カテグビアン(Categbiyan)にて落石、引き返しの巻き

今日はLoay(ロアイ)―Loboc(ロボック)の現地視察と最適迂回ルート確認に行くぞ!と意気込んで出掛けたが、途上のカテグビヤン(Categbiyan)→バツアン(Batuan)間の抜け道で落石で道がふさがれ引き返すことに。明日午後、出直す予定。

そんな訳で、通りがかりに見た範囲ではあるが、カテグビアンも震源地サグバヤンの隣町で被害は大きい町なので記録として画像をUPしておきたい。

黒線が迂回路。
黒X印は通行不可の箇所。
青い☆はタグビララン市
赤い◇印は今日たどり着けなかった目的地のロボック(Loboc)。

■カテグビアン→バツアンへの抜け道へ

地図上に、幹線道路の次位に太い線で描かれている道だが、元々ずっと舗装工事をしており、舗装されてきれいな所もあれば、ぬかるんで泥にはまって抜けるのに苦労したような所もあった。

 

最初は林道。落石があることも。

町から離れるに従ってガタガタ地道が続くので、時速20km運転。
一昨日のケモノ道といい、やはり、地図上で太い道になってたり人に教わっても、車の場合は幹線道路を遠回りしたほうが結局早いことが分かった。

特に雨の日や余震があった日、夜間は危険なので決して抜け道(ショートカット)を通らないでください、と勧告しておきたい。バイクでも晴れの日中限定くらいにしておいたほうがいいと思う。

 

道にはみ出したテント(仮設)住まい、また、道に割れ目が。

  

軍の人等が支援食糧をトラックで大量に配布していた。遠くから歩いてたくさんの人がやってきていた。頭に乗せて帰っている人たちがいっぱい。

  

その後、半壊している家多数、中には滑り落ちて潰れている家も。こっちでは壁が壊れてしまってオープンハウス的になっている家が多数。そんな状態でも家の中で引き続き生活している家庭が多い。
そして、落石で道が半分ふさがっていた。

ついに落石で道が全部ふさがれて通れなくなった。バイク数台で来ていた支援チーム(らしきフィリピン人たち)も引き返して行った。
このとき、落石が次々上から落ちて来ていたが、落石の上のほうでショベルカーが作業していたので、それで落ちているのもあるようだ。

通り抜け完了予定のバツアンの町まで11㎞手前の地点だった。残念無念。
この段階で、今日はロボック行きは断念することにして、またカテグビアンへ若干抜け道ルートを変えて戻った。

 

GMAという団体の青年たちが小学校で食料配布していた。たくさんの子どもたちが集まっていた。
このところ、あちこちで支援団体のトラック、バンを見かける。

 

Baangというバランガイで道路沿いにずーっとテント村ができていた。こういう並び方も始めて見た。

教会も柱を残して壁が落ちている壊れ方。カテグビアンは倒壊ではなく、こういうパターンのが多かったように思う。
教会では補修費用のため10ペソで何か土産を売っているようだった。車での一瞬の通りすがりだったので行きすぎてしまったがわずかでも買えばよかった……。

 

カテグビアンの中心地へやっと戻れた。パブリックマーケットは無事で、建物内で通常営業している。

 

旦那の運転疲れでちょっと休憩。ちょっと小ぎれいなローカル食堂に入った。他の支援者のバンの人たちも入っており、ワイワイしていた。

 

ご飯が多く、チキンフライ、煮物で1人48ペソ。

……明日こそ、調査隊はロアイ(Loay)〜ロボック(Loboc)の予定! 晴れますように。