今日はボホールエコツアーの最後、第3弾に参加した。
■最初はロアイ(Loay)。ボホール名物の一つ、カラマイ(もち米とココナツミルクのスライミーなおやつ)工房見学。
ココナツの殻のパッケージにカラマイが入っている。ウベ味もある。
カラマイ作りの材料を煮ながら練る作業をやらせてもらった。
火はかまどで、薪で起こしている。
■次もロアイにある、ボロと呼ばれるネイティブ刃物作りの工房へ。鉄のリサイクルで手作業で作られている。
これは小型のほうで、刃が鋭い。いろいろな形のがある。この小型のは柄がカラバオの角でできており、さやはMolave(モラビ)の木製(350ペソ)。1本購入した。
3人組で作業をし、鉄の板を熱して叩いて、だんだんと刃物の形に仕上げていく。小刀だと1日36本作れるそうだ。暑い中ですごいと思う。
旦那と共にそのマネごと撮影を。
そのほか、ニッパヤシの屋根材つくりのデモンストレーションも。
■次はバツアン(Batuan)にある、お米展示館とオーガニックライスランチ
1920年代に使われていたお米の臼をひいてみた。
昔のコメ作りに使われていた道具や写真などが展示されている。でも今でもボホールのコメ作りは手作業の人海戦術とカラバオ(水牛)で、ほぼ手作業だ。日本からしたら今のボホールは昔の風景、という感じである。
オーガニック米のランチブッフェ。メニュー豊富でなかなか美味しかった。欲を言えば、私の好きなもち米系のおやつがあってほしかった。
■ビラー(Bilar)にあるBiodiversity Complexで植林体験。
農業学校が前身となっているボホール州立大学との連携施設、Biodiversity Complex。他島からもボホールからも、多くの学生などが大型バス数台でここを訪れる。
いろいろと樹木の説明を受けたあと、自分の植えたい木を選ぶ。いろいろな木の苗(?)があって選びきれない。選んだ木には自分の名前が控えられていて、木に番号が付けられる。その後どうなったか成長しているかどうか、追跡することができるのだ。
ほかの皆さん、あまり考えずに同じのを持っていっていた。私はフルーツ系の木が良いと思ったので、悩んだ結果、Lanzones(ランゾナス)というこっちではよく食べられている果物の木にした。果物の木を選んだのは今回の参加者で私だけだったらしい。
旦那の植林の様子。スタッフに勧められた、丈夫で育ちやすい木にしたらしい。
私のはランゾナス。たくさん実がなって多くの人が食べられるようにお祈りしておいた。
■最後、先週も行ったけれどロアイ(Loay)にあるボホール初代知事の古い家の見学。床が大きな木製の板でピカピカのつるつる。
先週と同じ場所だけれど、ガイドさんの解説などが結構違っていて、新しい発見があった。開けるのが難しい細工がしてある木製のかんぬきが、門に使われていて面白かった。
――という5か所を今日は回って、この3週で3つのエコツアーに行くことができた。総合的に印象的なのは、各スポットの方々やツアー関係者など、ボホラノたちの明るく親切なキャラクターだった。各スポットは素朴なものではあるが、トータル的な暖かさ、手作り感、エコ意識などを感じることができた。
一般のカントリーサイドツアー(いわゆる主要パッケージツアー)の場合もボホラノたちの人柄はとても感じるが、今回のエコツアー企画は、よりもっと地元の人たちの生活がうかがえるものになっていたと思う。今回のスポットについては、ツアーの紹介もHP上でしていきたい。