2回目、春ウコンの芽が出て育ってきた。
昨年7月頃植えたのを今年1月に収穫し、寝かせてあったやつだ。
春ウコンは秋ウコンと違って多年草ではないようで、1年で枯れる。そして根茎を掘り出して使用したり、次期の栽培用に保存する。
こちらで植えたら半年弱で全部枯れてしまった。枯れた後で根茎を掘って保存しておいた。
プランターのは、掘り出すのを忘れていてそのままにしておいたら先月終わりから新しい芽が出始め、数日で一気に葉が育った。
こういうふうに、枯れてから放っておいても根茎は生きているのでまた次シーズンになったら芽を出すようだ。
今、畑のほうのも取り出す損ねたやつからいくつか芽が出てプランター同様、葉が大きく育ってきている。
植えたのは沖縄の春ウコン根茎で、昨年沖縄の春ウコン栽培業者さんに質問してみたら、先方も外国で育てたことがないので違いが興味深いとのことを言われていた。
確かに、春ウコンはピンクの花が2、3割は咲くはずが(すべてに花が咲くわけではない)、こちらで育てた場合、全く咲かなかった。しかも1年のところ、半年で枯れて、また4月頃から新芽シーズンになっているようなので、常夏で日差しも雨量も多いため、日本より倍ほど早いサイクルになっているのだろうと思う。
栽培の手引きなども持っているが、日本国内についてのものなので、こっちでは違いがあることが分かった。ということで手探り栽培実験なのだった。
プランターのは昨年から土中に埋まったままの根茎から新たに生えてきた。
次に植えるため、今年1月頃に掘り出した根茎から次々芽が出てきた。元々1キロほどだったものを3袋ほど収穫できたので4キロ分ぐらいには増えたと思う。こっちでも順調に増えることは分かった。
これらは近々全部また植えてしまう予定。まだ自家製のを自分たちの薬用にせず、出来る限り増殖させていこうと思う。
飲み方は、根茎を乾燥粉末にして水に溶かし毎日5回以上に分けて飲む。市販で高いが錠剤になっているのもあるのでそれでもOK。
あるいは、生の根茎のすりおろし汁をやはり毎日5回以上に分けて飲む。
いずれにせよ毎日飲むことと、1日1回でなく少量に分けて飲むことが大変重要。そうしないと効果が激減してしまうようだ。
味は、独特の強烈な苦さがあり、まずい。頑張っても飲めない人もいそう。特に生すりおろし汁の味は強烈だが、私のように慣れると好きになる人もいるかも。
それから、やはりこちら(セブ・ボホールのスーパー等)で市販されている粉末商品は秋ウコンだと思う。近くのスーパーでも安価で売っている。元々春ウコンは南・東南・東北アジアで広く薬草として使われていたようなのに、今では春ウコンがまとまって(商用として)栽培されているのは沖縄(一部九州)だけかもしれない。春ウコンの論文に、医師である著者が国外各地も探したが見当たらなかったと書いてあった。
そうそう、春ウコンの根茎はすごくいい匂いがする。
春ウコンを海外で生き延びさせる1人プロジェクト、続けよう。