ついにシャベルが壊れた

鉄部分と柄部分が取れて離れてしまった農作ショベル、先日ビスを打ちこんで修繕してもらったところなのに、今日3日ぶりに使ってみたら、今度は鉄部分がちぎれてしまった。金属疲労だ。これはもうしょうがない。かなり過酷な使い方をしていたことに加え、こっちの製品は(これは中国製かもしれんが)とにかくすぐ壊れるので驚くに値しない。明日明後日にでもまた買いに行かなければ。

金曜から土曜、何度かの大雨で畑が水没してしまったが、雨が上がると水の引きがすごく早い。昨日からは晴れており、今日は畑の土も普通に固くなっていた。それどころかひび割れている所もあった。日差しが強いので乾燥力がすごい。

幸い、芽が出ていた野菜も全部無事で、それどころか昨日今日の強い日差しで新たな芽がたくさん出ていた。水没に負けない強い野菜たちでよかった。雑草もそれ以上に伸びていた。
空芯菜(カンコン)はすでに食べられる大きさになっているが、食べるのがもったいないから増やすほうに回そうかと思う。カンコンは茎を指すだけでそこから伸びてくるのだった。

今、日本が夏だということがピンとこない。こっちは2月に来て以来ずっと夏だ。私の感覚では日本は2月の寒い時期のイメージで止まってしまっている。今日は日本は3連休で海開きがあったり(怖)、さよなら原発10万人集会で17万人も集まったり、いろいろなことがあった。少しだけ中継も見ることができた。今日の件は民放TVでも少しは放送されたようだ。

昨夜、学生時代の友達から近況と京都祇園祭などの夜景の写メ画像が送られてきたが、懐かしい。京都の学校に通っていたので、タイムスリップしたような気になった。画像の中の京都市街は昔と変わらず人が多かったし変わっていない。こうして見ると、何事もなかったかのように見える日本。なぜか、2月以降で見た日本の写真の中で(日々いっぱいニュースなどで見ているにもかかわらず)一番せつない気持ちになった。もちろん卒業後も何度も京都へ行っているが外国から見る今は懐かしさとせつなさが倍増。

でもそれはこの風景のせいというわけではなく――だってこれまで祇園祭りとか人多いから行ったことがないし鴨川沿いの京料理屋にも1回しか行ったことないので――、当時持っていた将来の夢、あの頃の自分、同級生の現在の様子、私の現在の様子――、そういうことが複雑に絡み合って、心の中でビターテイストになってしまっただけなのだ。

 
撮影友人Cちゃん