フィリピンの観光ビザは最長2年いける

フィリピンはビザがゆるい。
他のアジア諸国に比べても圧倒的にゆるいし、世界中で見てもゆるいと思う。
2007年8月31日からは、観光ビザでも最大2年まで延長できるようになった。(観光ビザは労働は不可ですよー)

まず、フツーの旅行でパスポート持ってフィリピン入りする場合、日本人なら入国許可なしに21日間の滞在許可のビザが貰える。
21日を過ぎてしまう場合、最寄りの現地イミグレーション(移民局)で入国ビザを38日間延長できる。
以降、ビザが切れる前にまた同じことを繰り返す。その際は、滞在有効期限の1週間前には手続きを進めておくほうがよく、遅れるとペナルティーが。

日本で行っておくこともできるが、現地のほうが安くて早いため、日本で行っていく人はほとんどいないそうだ。
延長料金は1人3,030ペソ(=約6,060円)で、8:30AMごろからイミグレーション入りすれば、通常1時間弱で終わる様子。
セブ島ではイミグレーションは1か所しかない)

観光ビザをどんどん延長して、滞在期間が6か月を超えると、出国にあたってECC(エクシット・クリアランス・サティフィケート)を取得する事が義務付けられている。延長のたびに領収証が発行されるのでそれを必ず保管しておくこと。

ECC取得に必要なもの
・写真(2x2cmを4枚)
・パスポート
・延長ごとに支払った金額の領収証
・イミグレーション(移民局)での指紋捺印(本人が行くこと)

リタイヤメントビザのほうも、2011年5月に改正されて35歳以上の場合の預託金が複数選べるようになり、家族(3人=夫婦・子ども1人まで)で2万USドルという新プランが登場するなど、ぐっと身近になった。円高が後押しもしてくれる。
これで永住ができるうえ、なんと労働も可能なのだ。
預託金は将来リタイヤメントビザを解消する場合には返還されるが、その際にUSドルがどーなっているかは分からず、元本保証は当然ない。(USドルがとっくに破綻してたらどーなるか)

フィリピンのビザがこんなにゆるい理由は、まだまだ後進国だからってことかな。ただ、国や町も相性だから、雰囲気が合う人にとってはお買い得だと思う。