ビザ関連などで丸1日

今日は朝からセブポットさんとリタイヤメントビザ関連で丸1日動いた。ねむー。
まず本日の打ち合わせをして、アパート探しは今週中に改めて行うことにした。
最初に向かったのは、セブドクターズ病院内にあるジャパニーズヘルプデスクで、ここでリタイヤメントビザ用の健康診断をしてもらった。1人1500ペソ(=約3000円)と言っても血圧や聴診など簡単なもの。ジャパニーズヘルプデスクは、セブで唯一日本人の患者さんと現地ドクターとの橋渡しをしてくれるお助け機関なのだ。

そんでNBI(フィリピン連邦捜査局)で無犯罪証明書の申請へ。現地の人は国内外の就職の際、必ず無犯罪証明書が要るために、毎日朝一から多くの人が丸1日並んで申請しに来ているようだ。ものすごい人でびっくりした。日本の警視庁で無犯罪証明書を取りに行ったときなんて誰もいなかったし〜。そもそもそんな証明書があるってこと自体私は知らなかった。私たちは幸いセブポットさん経由なのでNBIでの申請は全2時間程ですんだ。申請書の提出、パスポート情報の確認や写真撮影、指紋採取などをした。後日受け取りに行くことになると思う。ここでは1人800ペソ(=1600円)。

次に銀行(Bank of Commerce)へ。通帳口座とATM口座がフィリピンでは別れているようで、面倒くさいので両方使える口座を夫婦それぞれ作った。通常、観光ビザでは現地口座は(ほぼ)作れないのだが、これも特別に作らせてもらっている形だ。アパート契約なんかで使うらしいので小切手帳も作った。銀行口座開設時の預金は最低10000ペソ(=20000円)、小切手は175ペソ(=約350円)。

2PM過ぎに遅い昼ご飯食べて、移民局へ。リタイヤメントビザ取得中に今の観光ビザが切れてしまうので、先に延長しておくためだ。39日間延長され、4月24日まで観光ビザで滞在できる。おそらくその途中でリタイヤメントビザが発行されるだろう。ここでも1時間位かかった。

本日のお困り事項。私のパスポートが昨年の結婚時に9年間残っている状態だったので、写真やサインのページは旧姓のままで、次ページに新姓に変更された旨が記載されているのだが、このせいで移民局の人が間違えたり、銀行口座開設その他のサイン(日本の印鑑代わりの)は全部旧姓でサインしないといけなくなった。名前とサインの名前が違うことになるが、パスポートのサインと照合されるので旧姓サインで通したほうがいいということだった。今後うっかり間違えないようにしないと。

セブポットUさんと、若いフィリピン人女性スタッフのCさんと話していて、渡航前にいろいろ手続きで分からないことが多かった理由がよく分かった。やっぱりこういうややこしい話はメールでなく電話で話したほうがよかったなと思った。
ビザ取得に関してフィリピン政府が細かい点をいろいろ修正してくるそうで、戸籍謄本・婚姻証明書の翻訳・認証もこれまではセブポットのような機関が代行できたのに、突然取得者本人がしないといけないということになったそうだ。そして一旦変更されると即日適用らしく、待ったなしということだった。うーん。ま、でもユルかったのが適正になっただけともいえるとUさんは言っていた。
今回の無犯罪証明書でも先週までは写真不要だったのが、今週から写真が13枚必要とか、いろいろ急に変わるらしい。それで、戸籍謄本・婚姻証明書の翻訳・認証を日本側で取得者本人がする場合の具体的な方法がセブ側にいると分からない、ということだった。だから逆に私たちが日本側でどういう手順で何をどうしたか、何に困ったかなどの情報を貰えると有難いとのことだった。
申請作業は当人しかできないものだから他人は分からない。戸籍謄本・婚姻証明書の翻訳・認証は在日フィリピン大使館へ行く前に外務省の認証が要ることや、翻訳は自分で業者を見つけて行わないといけないことなど、ざっくり一連のことを話すと、そういう話はこっちにとって貴重な情報だということだった。素人の素朴な疑問とか困った話ならいくらでもお話できますよ〜と言っておいた。

公的手続きもだし、銀行の海外送金や引き出しに関して年々厳しくなっているため少し経つとルールが変わっているようだ。ついこないだまではこうだったのに……ってことがすごい多いのだと思う。
また、ビザ代行業も少人数で多忙すぎた場合、細かい対応が困難になるのだろう。その点は私もよく分かる。人の会社ながら、仕事が増えてきたせいでステップアップの時期に来られているのだろうと思える。
Uさんも、実は今年からビザ代行を値上げさせてもらったんですと言っていた。私たちは昨年からの継続なので旧価格1万円(または5000ペソ)でよいが、今年からの申込者は5万円(か25000ペソ)に上げたとのことだった。どうしても手間に対して料金が合わなくなってきたということだった。確かにビザ申請者や問い合わせが増えていることや、全員が違う条件下で取得するので個別相談等を含めたらかなり手がかかる仕事だ。対価と仕事量、そしてお客さんの満足度、そういう兼ね合いって難しいだろうなと思った。

Uさんはリタイヤメントビザ代行を行った中では現在のところ私たちが最年少だと言っていた。でも今後は若い世代が増えてくるだろうし、ロングステイ自体の問い合わせも多くなってきているしで、体験者の記録は後の人の役に立つと思うのでぜひブログでもやっては?ということだった。ええ、そう思ってすでに自分の記録としてボチボチ書いてますよ〜とお伝えした。

放射能汚染等での避難だと小さいお子さんを持つ家族や母子が多くなってくると思う。セブはすごくいいところだし治安も悪くないので後進国の不便さ不自由さを気にしない人なら大丈夫だが、あくまで先進国の便利さや清潔さにこだわる人だと難しいだろう。セブというよりフィリピンというイメージが悪いようだ。マニラ=フィリピンという感じか。
確かに、ベビーカーを押して歩けるような舗道がないとか、電車やバスもないとかトイレも汚いとか日本とは物理的に全く勝手が違ってくるが、ここは昔の日本のように子どもが大勢いるし、家族を主体に皆が明るく楽しく生きている。日本人でも働きながら子どもを育てるのに良い環境だと言っているお母さんもいる。だからそこは価値観なのかなとも思う。
もちろん移住希望の人は皆、それぞれが最も希望されているところで新しい生活をするのが良いと思う。合わない所、嫌いな所で新生活を始めるなんてただの苦行と変わらない。私も住みたくない国はある(気候・水・食べ物の合わなさで)。いずれにしてもそれぞれの決断が大事だ。その中でセブ島へ来られる人がいるなら自分たちがいる間は、何らか小さいことでもできるサポートはしたいと思う。