【米】電気自動車所有者は大のカモである


【PJMedia】マット・マーゴリス著 2024年6月26日

https://pjmedia.com/matt-margolis/2024/06/26/yep-electric-cars-owner-are-huge-suckers-n4930180

テスラ・モデルXに初めて乗ってから数年が経つ。すべての機能、ベルとホイッスル、そしてハヤブサの翼のドアが大好きだった。


このクルマに恋をして、欲しくなったことを覚えている。でも、私は買わなかったし、これからも買わないだろう。電気自動車がもてはやされている割には、たとえ一般的な自動車メーカーが製造したものであっても、あまり意味がない。

 

しかし、騙されて電気自動車を手に入れた多くの人々は、騙されたことに気づき始めている。


アメリカの電気自動車所有者の半数近くが購入を後悔していることを信じられるだろうか? マッキンゼー・アンド・カンパニーの「2024 Mobility Consumer Pulse」によると、米国の電気自動車所有者の46%近くが、次回の購入時にガソリン車に乗り換える可能性が「非常に高い」と答えている。


痛い。

 

これはそれほど衝撃的なことではない。電気自動車は値段が高く、充電に時間がかかる。

 

だから、このニュースには驚かないが、電気自動車所有者の購入後悔の割合の高さには、マッキンゼーの未来モビリティ・センターの責任者であるフィリップ・カンプショフ氏も驚いた。

 

彼は、電気自動車購入者の忠誠心はもっと高いと予想していた。

 

調査対象となった世界の消費者約3万7000人のうち、電気自動車所有者がガス自動車に戻りたいと考えている割合が高かったのはオーストラリアだけだった(49%)。


マッキンゼー・アンド・カンパニーの調査には、ブラジル、中国、フランス、ドイツ、イタリア、日本、ノルウェーの回答者も含まれている。

 

興味深いことに、これらの国のEV所有者のうち、ガス自動車に戻したいと回答したのはわずか29%だった。


EV所有者がガス自動車に戻りたい最大の理由は、充電インフラが整っていないこと(35%)だった。3人に1人近い32%が、EVを所有することで長距離移動の運転パターンに大きな影響があると答えた。


マッキンゼーの調査によると、充電の利用可能性に関する消費者の満足度は世界的に若干改善されたが、「まだ道のりは長い」という。


おや、なぜだろう。2021年インフラ投資・雇用促進法が、全国に50万カ所の充電ステーションを建設するために75億ドルを投資したことを覚えているだろうか? まだ8カ所しか建設されていない。

 

当然ながら、EV所有者のわずか11%しか、地元のインフラに充電ポイントが十分に整備されていると考えておらず、40%は高速道路沿いの充電器が不十分だと報告し、38%は近くに充電器がないと感じている。

 

これらの調査結果は、バイデン政権が電気自動車を普及させようと努力しているにもかかわらず、現在進行中の課題を反映したものであり、アメリカ人がEVを完全に受け入れることにかなり消極的であることを示す他の世論調査と一致している。


電気自動車を購入するほとんどの人は、自分たちが環境に良いことをしていると思っているだろうが、実際はそうではない。

 

エミッション・アナリティック社による2022年の調査では、電気自動車は、効率的な排気フィルターを装備した最新のガソリン車と比較して、ブレーキやタイヤから1,850倍もの粒子状物質を排出していることが明らかになった。

 

ニューヨーク保健省によると、これらの汚染物質にさらされると、心臓病、喘息、低体重児出産などの健康リスクが高まるという。

 

さらに、これらの汚染物質はかなりの距離を移動するため、ガス自動車の排気ガスと同じように、排出源から遠く離れた地域でも健康上の懸念が生じる。