低収入と高い負債比率に悩むZ世代

A young businessman is tired after a day at work - stock photo

【Breit Bart】2024年5月12日 エリザベス・ウェイベル著

https://www.breitbart.com/economy/2024/05/12/report-gen-z-struggling-low-income-higher-debt-income-ratio-compared-millennials/
Z世代は、ミレニアル世代が彼らと同年代であった頃と比べ、低収入と高い負債比率で経済的に苦境に立たされている。

 

消費者信用調査機関のトランス・ユニオンが、現在22~24歳のZ世代614人と、10年前に22~24歳だったミレニアル世代623人を対象に行った調査によると、Z世代は数年前のミレニアル世代よりも経済的に厳しい状況に直面していることが分かった。

 

調査によると、2013年後半、つまり第4四半期(Q4)のミレニアル世代は、インフレ調整後で約3万9394ドルの収入を得ていた。

 

インフレ調整後では、ミレニアル世代がその頃に稼いでいた収入は51,852ドルになる。これは、2023年第4四半期のZ世代の収入が45,493ドルであったことと比較している。

 

2013年第4四半期のミレニアル世代の負債所得比率(DTI)は11.76%であったのに対し、2023年第4四半期のZ世代は16.05%であった。

 

また、2013年第4四半期のミレニアル世代の負債対収入返済後の収入は35,808ドルであった。

 

インフレ調整後では、この時期のミレニアル世代の収入は37,124ドルであった。これに対し、2023年第4四半期のZ世代のDTI支払い後の収入は40,200ドルであった。

 

トランス・ユニオンの調査では、クレジットカードの残高に関しても、ミレニアル世代の残高は1,708ドルで、インフレ調整後の残高は2,248ドルであった。2023年第4四半期のZ世代のクレジットカード残高は2,834ドルだった。

 

2013年第4四半期のミレニアル世代の平均自動車ローン残高は14,468ドルで、インフレ調整後の残高は19,043ドルであった。これに対し、2023年第4四半期のZ世代の平均自動車ローン残高は21,767ドルだった。

 

この調査は、最近の世論調査で、18歳から34歳の若い有権者の48%が、来る2024年の大統領選挙でドナルド・トランプ前大統領に投票することを支持すると回答したのに対し、ジョー・バイデン大統領を支持すると回答したのは52%であったことを示している。

 

バイデン政権下での高金利とインフレの進行により、多くのZ世代成人はより多くのクレジットカード負債を抱えている。