【マウイ大火災から】5カ月以上経っても再建されないラハイナ。なぜ?  

【PJMedia】2024年1月22日 キャサリン・サルガド著

https://pjmedia.com/catherinesalgado/2024/01/22/over-5-months-later-lahaina-still-not-rebuilding-n4925736

マウイ島ラハイナで発生した大火災から5カ月以上が経った今も、数千人が仮設住宅に住んでいる。

 

かつては美しく歴史的だったこの地域は、いまだ灰の山と化している。

 

バイデン政権はウクライナとジハードを愛するガザンのために何十億ドルもの税金を投入しているが、マウイ島の住民の多くはまだほとんど何も手にしていない。

 

ラハイナの一部が黒焦げになり、子どもたちの絵が描かれた壁の動画や画像がソーシャルメディアに出回っている。

 

ほとんどのメディアが数ヶ月前にラハイナへの関心を失っていることや、政府や主要メディアがこの話題に関してかなり信用できないようであることもあり、この状況について良い情報を見つけるのは難しい。

 

ラハイナ-5ヶ月後。

悪夢だ。https://t.co/UwfPt0V84z

- アニータ・ミラー (@FoxNewsMom) 2024年1月19日


災害が起きて間もなく、気候の専門家たちは、民主党政府の気候イデオロギーが災害を招きやすい状況を作り出し、不必要かつ危険な形でラハイナを大火災のカモにしてしまったと主張した。

 

気候警報主義に目がくらんだ役人たちの愚かな意思決定が、この惨状を招いたのかもしれない。火災が発生した後、放水すべき時に放水しなかった州職員のような愚かな例もあった。

 

現在、地方政府も連邦政府も、すべてを失った住民の再建に危機感を感じていないようだ。

 

政府出資のNPRでさえ、12月末に、マウイ島への観光客が減少し、多くの人が定住する家を失ったまま、ラハイナがまだ苦しんでいることを認めた。ビル・ドーマンはNPRで「家を失った6,300人近くのマウイ島民がまだ仮設住宅に住んでいる」と述べた。

 

ほとんどの人々にとって、今はホテルの部屋ということになります。地元のホテルが観光客向けにオープンしたため、火災の被災者の多くが移動している。コートニー・ラゾもその一人だ。彼女の家族は5世代にわたってラハイナに住んでいる。

 

ラゾは悲しそうにこう尋ねた。荷解きもできないのなら、どうやって癒しを始め、生活を立て直し、新しい日常を作ることができるのか?

 

ドーマンはその後、民主党ハワイ州知事ジョシュ・グリーンが賃借人に圧力をかけているので役に立っていると主張したが、NPRが地方政府からの「助け」と主張したのはこれだけのようだ。

 

バイデン政権はラハイナのことをとっくに忘れているようだ。マウイ郡議会の議長でさえ、復旧作業は 「骨の折れるほど遅い」と認めている。

 

それだけでなく、10月の時点で500人の子供たちが学校へ戻っていない。

彼らは避難したのか? 死んだのか? 最新の数字はまだわかっていない。

何千人もの子どもたちが仮設住宅に住んでいるため、多くの子どもたちはもう元の学校の近くに家がないのだろう。

 

しかし、政府が愚かな気候変動警戒論者の決断を下さなければ、これほどの大惨事にはならなかったであろう火災によって、どれだけの罪のない人々の生活が、どれだけの永久的なものかは誰にもわからないが、台無しにされたかを思い知らされることになった。

 

問題は、古い家屋や持ち物、そして家族さえも失った住民の誰かが戻ってくるかどうかだ。この火災は、貧しい住民が売りたがらなかったマウイ島の土地を買い占めようとする富裕層にとって、大もうけになるかもしれないという噂が当初からあった。

 

火災直後の2023年8月、土地投資家やデベロッパーがすでに売り込みの電話をかけてきたと住民は報告している。USAトゥデイ』紙でさえ当時、住民たちがかつて自分たちの家が建っていた価値の高い土地を買い取られ、値切られることを恐れていたことを認めている。

 

援助を約束した人々も、必ずしもそれを実行したわけではない。ニューヨーク・ポスト』紙は1月19日付で、アマゾンのジェフ・ベゾスは、8月に山火事で壊滅的な被害を受けたマウイ島の再建を支援するため、1億ドル(約100億円)の寄付を約束した。

 

実際、ベゾスの広報担当者は、これまでに寄付されたのは約1550万ドルだけだと認めている。ブルームバーグは、ベゾスは大金を約束しながら、その分配の詳細がかなり曖昧であった過去があると述べている。

 

政府高官がガザの反ユダヤ主義テロリストを嘆くなか、ラハイナはまだ苦しんでいる。

なぜマウイは忘れ去られようとしているのか?