世界銀行 世界経済、過去30年で最悪の半世紀成長へ

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世界経済Yuichiro Chino/Getty Images
【Breit Bart】エイミー・フラー著 2024年1月9日 2:37

https://www.breitbart.com/economy/2024/01/09/world-bank-global-economy-on-track-for-worst-half-decade-of-growth-in-30-years/

世界銀行は1月9日(火曜日)、世界経済が過去30年で最悪の半世紀の成長に向かっていると警告する一方、2025年には成長率が上昇すると予測した。

 

CNBCが1月9日(火曜日)に報じたところによると、同行の世界経済見通し報告書は、2024年の世界経済の成長率は鈍化し、2023年に記録した2.6%から2.4%に低下すると予測した。

 

■■しかし、2025年の成長率は2.7%にまで回復すると予想されている

 

「ロシアによるウクライナ侵攻という東欧での戦争がある。中東には深刻な紛争がある。これらの紛争が激化すれば、エネルギー価格に大きな影響を及ぼし、インフレだけでなく経済成長にも影響を及ぼす可能性がある」と、世界銀行の副チーフエコノミストで展望グループのディレクターであるアイハン・コセ氏はCNBCのシルビア・アマーロ氏に語った。

 

世界銀行は、「大きな軌道修正」がなければ、2020年代は「機会を無駄にした10年」として語り継がれるだろうと警告した。

 

ドイチェ・ヴェレ(DW)が報じたところによると、2023年1月、世界銀行は、米国、欧州、中国といった強力な経済圏の成長率低下を筆頭に、年が明けるにつれて世界経済は危険なまでに後退に近づくだろうと述べた。

 

開発プロジェクトのために貧しい国々に資金を貸し出している世界銀行は、年次報告書の中で、今年の世界的な成長率の予測を、従来の3%から半分近く、わずか1.7%に引き下げたと発表した。

 

「この予想が正確であれば、2008年の世界金融危機と2020年のコロナウィルスの大流行による深刻な不況に次いで、過去30年間で3番目に弱い年間成長率となる」とDWは述べている。

 

ブライトバート・ニュースのジョン・カーニー記者は1月8日(月曜日)、ジョー・バイデン大統領の経済が向かっている方向に、ほとんどのアメリカ国民が満足していないことに注意することが重要だと報じた。

 

国民の懸念に対するバイデン政権とその盟友の反応は、政策を変えることではなく、経済について自分たちが間違っているだけだとアメリカ人を納得させようとすることである。

 

ブライトバート・ニュースが1月8日(月曜日)に報じたところによると、最近の調査では、アメリカ人のほぼ半数が、経済に関して1年前より悪くなっていると答えている。