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【RT】2023年10月17日
https://www.rt.com/business/585156-putin-russia-gas-china-mongolia/
提案されているパワー・オブ・シベリア2は、モンゴルを経由して中国に天然ガスを供給する。
ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は10月17日(火曜日)、モンゴルを経由して中国にロシアのガスを供給する「パワー・オブ・シベリア2」パイプライン計画のすべての利害関係者がこのプロジェクトを支持していることを確認した。
ロシア大統領は、北京で開催された「一帯一路フォーラム」の傍らで、モンゴルのウクナアギン・フレルスフ首相との会談で発言した。
「我々は、中華人民共和国との共同プロジェクトを含む、多面的で重要なプロジェクトを持っている。すべての関係者が(このプロジェクトに)参加し、仕事をしたいと考えている。これは実施の問題であり、良いペースで進むと思う」とプーチンは指摘した。
提案されているパイプラインは、ウクライナ紛争以前には、ノルド・ストリームを含む複数のパイプラインを通じてEU市場に供給していたヤマル半島からガスを運ぶことになる。
西シベリアのガス田からの天然ガスは、モンゴルを経由して、世界最大のエネルギー輸入国であり、ガス消費国として成長を続ける中国に送られる。
このメガ・ガス・パイプライン・プロジェクトは、ロシアが北京や他の東部市場とのエネルギー協力強化に舵を切っている中、アジア全体のエネルギー・フローを一変させるために計画されたものだ。
モスクワは、パワー・オブ・シベリア2を通じて中国へのパイプライン・ガス供給を年間500億立方メートル(bcm)増加させる意向だが、既存のパワー・オブ・シベリア・パイプラインは2025年までに年間38bcmを供給する予定だ。