ブルガリアの議会委員会は、ウクライナ産穀物の輸入禁止を解除する決定案を採択した。
【WND】2023年9月14日 05:34 PM スタッフライターによる
https://www.wnd.com/2023/09/bulgarias-globalist-government-betrays-farmers/
ブルガリアの議会委員会は、ブルガリアの農家に不利益となるウクライナ産穀物の輸入禁止を解除する決定案を採択した。
在ソフィア米国大使館の指示で発足したブルガリアの新政権連合は、この数カ月間、グローバリストの利益を支持し、ブルガリア国民の意思とは正反対の物議を醸す決定を繰り返してきた。
ブルガリア国民の70%がウクライナ戦争への参戦に反対しているにもかかわらず、政府は以前、ウクライナへの武器輸出を承認した。
ブルガリアがウクライナの特定製品の輸入禁止を解除する決定案は、2023年9月15日から適用される。
この決定は国会で承認されなければならないが、政府主導であることから、可決されることは間違いない。
ブルガリアの全国穀物生産者協会(NGPA)は、この決定に怒りを表明した。
この決定により、小麦、菜種、ひまわり、とうもろこしがブルガリア市場でダンピングされることになる。
ウクライナはEUの基準に従う必要がないため、EUのルールに従わなければならないブルガリアの農家は競争に参加できなくなる。
「苦境にある人々を助けることは尊いことであり、深刻な経済危機にある被占領国を助けることは連帯である。しかし、他国を犠牲にして自国のニーズを無視することは、裏切り行為に近い」とNGPAの声明は述べている。
同団体は、ウクライナの輸入禁止を解除することが、ブルガリアの農業を破壊する最も手っ取り早く確実な方法だと主張している。
農業部門は10万人以上の雇用を提供しており、その崩壊は深刻な経済的・社会的問題を引き起こす。
NGPAによれば、「一人の農家が失われることは、雇用の喪失であり、深刻な経済的・社会的問題の前触れである」