ウクライナとロシアが黒海の港の支配権を争い、小麦価格が急騰


【Natural News】2023年7月23日  イーサン・ハフ著

https://www.naturalnews.com/2023-07-23-wheat-prices-spike-ukraine-retaliation-ships-russia.html

 

ロシアは、ウクライナ黒海の港に向かう船舶は今後、潜在的な軍事目標とみなされると警告している。

 


この警告は、ウクライナが、ロシアだけが遵守していたルールである中止されたイニシアチブを回避するために、一時的な輸送ルートを通じて穀物やその他の食料の輸出を継続する計画を発表した後に出された。

 

 

ウクライナはルールを無視すればいいと思っているが、ロシアはとんでもないと言っている。

 

つまり、ウクライナの港を利用する船舶は、掲揚されている旗によって紛争当事国とみなされるのだ。

 

この警告に対する報復メッセージとして、ウクライナはロシアの港を利用するタンカーを攻撃すると脅した。

 

どう見ても、ヴォロディミル・ゼレンスキーはロシアと同じくらいタフに見せようとしているが、実際に脅しを実行に移すだけの人員も武器もない。

 

ロシアは逆に、ウクライナの継続的な奇策に我慢することで、驚くべき自制心を示している。

 

 

■■ 黒海の南東部と北西部の国際水域は航行が「危険」と宣言される

 


例によって西側の「情報機関」は、ロシアがウクライナの港を封鎖するために黒海全域に機雷を敷設し始めたと主張している。

 

歴史に照らし合わせれば、ロシアを非難しながら機雷を敷設しているのは西側諸国ということになる。

 

現在、ウクライナとロシアの両国は、黒海の国際水域の南東部と北西部を航行禁止区域とし、「安全ではない」と宣言している。

 

しかし、どちらの国も介入の対象となりうる正確なルートや場所については明言していない。

 

今回の封鎖を回避するため、ウクライナルーマニアと協力し、同国の港に一時的な航路を設ける計画だという。

 

ウクライナのヴァシル・シュクラコフ通信・領土・インフラ開発担当大臣代理は、国際海事機関として知られる国連の海運機関に宛てた書簡の中で、「その目的は、黒海北西部における国際海運の封鎖解除を促進することだ」と述べた。

 

 

穀物取引の終了後、ロシアのメンバーはイスタンブールの共同調整センターから離脱したことがトルコの報道機関によって確認された。それ以来、小麦の価格は上昇を続けている。

 

トルコは、黒海穀物イニシアティブが再び復活することにまだ希望を抱いているというが、ロシアは、すべての当事者が協定の条件を守ることに同意するまでは無理だという。

 

トルコの首都アンカラの政府関係者は、今回の紛争の対象となっている「穀物回廊に代わるものはない」と述べている。

 

だからこそ、ウクライナは協定の条件を守り、「穀物」という隠れ蓑を使って偽装された武器を港から出し入れするのをやめなければならないのだ。

 

ロシアのウラジーミル・プーチン大統領報道官ドミトリー・ペスコフは、国連が支援する協定はロシアの条件が満たされた場合のみ再開できると発表した。

 

ペスコフ報道官は、「ロシア側の条件が整い次第、ロシア側は直ちにこの合意の履行に戻るだろう」と述べ、現在の合意は "事実上停止している "と付け加えた。

 

しかし、ロシアとウクライナの間で続いている「一触即発の脅し」(あるメディアを引用)を考えれば、これがすぐに実現する可能性は低い。