ロシアの無人機攻撃でドナウ川の穀物船数十隻が航行不能に

黒海協定が失効した後も、ドナウ川ウクライナ穀物の主要輸出ルート

2023年08月09日 編集者 【REMIX NEW】Sauthor: ZIARE

  https://rmx.news/economy/dozens-of-grain-ships-blocked-on-danube-after-russian-drone-attacks/


ロシアのドローンによるウクライナ海上輸出インフラへの攻撃を受け、ドナウ川で数十隻の船が立ち往生していることが、航行データから明らかになった。

 

 

これは、モスクワの黒海協定離脱後、ロシアが港湾、穀物サイロ、その他の重要な輸出インフラを破壊する作戦に乗り出した後のことだ。

 

 

黒海とその河口は、ウクライナに残された最後の安全な穀物輸出ルートである。

 

少なくとも30隻の船舶が、ドナウ川のスリーナ水路につながる黒海のムスラ湾周辺に停泊していることが、分析会社MarineTrafficの追跡データから8月8日(火曜日)に明らかになった。

 

さらに20隻がウクライナのイズマイル港に通じる通路に停泊し、少なくとも20隻の商船がルーマニアのコンスタンツァ港付近で待機している。

 

ロシアが7月に協定から離脱するまでは、ウクライナ穀物輸出の4分の1はドナウ航路で運ばれていたが、それが唯一の航路となった今、その量は劇的に増加せざるを得ないだろう。

 

ロシアは黒海での穀物供給を保証する協定を終了させ、ウクライナに向かう船を敵対的な標的として破壊すると脅した。

 

この好戦的な国は、協定が終了して以来、ウクライナ穀物輸出インフラを攻撃し続けており、オデッサとミコライフというウクライナの2大港を定期的に空爆している。

 

ウクライナの報道によれば、ロシアの空爆によってすでに6万トンの穀物が破壊されたという。