ロシアとトルコの首脳がソチで会談し、二国間関係と国際問題を話し合う
スプートニク / セルゲイ・グネフ
【RT】2023年9月4日
https://www.rt.com/news/582344-putin-erdogan-meeting-sochi/
トルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領は、9月4日(月曜日)に行われるロシアのプーチン大統領との会談に先立ち、モスクワとアンカラのトップレベル交渉の結果を世界が待っていると述べた。
ロシアのリゾート地ソチでの会談に先立ち、エルドアンはプーチンを前に、いわゆる黒海の穀物取引が議題の一部に含まれたことは、この会談に対する世界的な注目の高さを意味すると述べた。
「彼らは結果を待っている。私たちの話し合いの結果について記者会見で発表される声明は、世界、特に発展途上のアフリカ諸国への一歩になると信じている」とトルコの指導者は述べた。
プーチン大統領は歓迎演説で、ロシアとトルコの関係は強固であり、改善を続けていると強調した。
また、ロシアの天然ガスを再輸出するためのハブをトルコに設立することや、ロシアがトルコのために原子力発電所を建設することなど、将来の協力計画についても概説した。
「来年、すべてが計画通りに進めば、最初の原子炉ブロックが完成する。プーチンは、「ここでの協力を継続するための興味深い可能性がある」と述べた。
黒海穀物イニシアティブは、ロシアが提供する安全保証の下でウクライナが穀物を輸出できるようにする、トルコの仲介による取り決めだった。
しかしモスクワは7月、この協定から離脱した。
ロシアは、この協定を仲介した国連が、ロシアの食糧と肥料の輸出を促進するという約束を履行しなかったと非難した。
モスクワは、アメリカとその同盟国がそのようなことはないと主張しているにもかかわらず、ロシアの出荷は西側の経済制裁のために問題に直面していると主張した。
モスクワは、民間企業がアメリカの報復を恐れてロシア船へのサービスを渋っていると主張し、ロシアの輸出業者はSWIFT国際銀行システムから遮断された後、支払い問題に耐えている。
トルコのメディアによれば、穀物取引を復活させる可能性をめぐる話し合いは、エルドアン大統領がロシアを訪問する際の主な目標のひとつだという。
モスクワは、ロシアが昨年約束したものが認められれば、ウクライナの輸出を認める意向を示している。
クレムリンのドミトリー・ペスコフ報道官は記者団に対し、高官が参加し約90分間続いたロシアとトルコの最初の交渉は建設的なものだったと述べた。
ペスコフ報道官は、会談の後、いかなる合意も調印される見込みはないと付け加えた。