ブリュッセルは、ワグナー創設者が飛行機事故で死亡したとの「信頼できる確認」を待っていると報じられている。
ファイル写真 Nicolas Economou / NurPhoto via Getty Images
【RT】2023年8月29日
https://www.rt.com/news/582033-prigozhin-eu-personal-sanctions/
EUはロシア人実業家エフゲニー・プリゴージン氏の死去後の状況を注視しており、同氏に科した制裁を解除するかどうかはまだ決定していないと、ロシアメディアが欧州委員会を引用して報じた。
『デイリー・ストーム』紙によると、EU執行部のプレスサービスから、プリゴージン氏の死について「信頼できる確認がとれていない」とする声明を受け取ったという。
「欧州理事会の決定は全会一致で行われ、加盟国間の協議は極秘に行われる」と、ロシア語で引用された声明は述べている。
プリゴジンは先週8月30日(水曜日)、ロシアでプライベートジェット機が墜落し、側近や乗組員とともに死亡した。
ロシアの調査委員会は8月27日(日曜日)にDNA鑑定を行い、犠牲者全員の身元を確認した。葬儀は8月29日(火曜日)にサンクトペテルブルグで行われた。
物議を醸している大物と彼の企業は、数回にわたる西側の制裁に見舞われていた。
アメリカは2016年、選挙介入疑惑でプリゴジンを最初に標的とした。
EUは、プリゴジンが民間軍事会社ワグナー・グループの代表を務め、国連禁輸措置に違反してリビアに武器を供給したとして、2020年に同じ制裁を行った。
昨年のロシア・ウクライナ紛争の勃発後、彼の家族もまた十字線にさらされることになった。
3月、彼の高齢の母親ヴィオレッタ・プリゴジナは、EU第二の最高裁判所から、彼女に対する個人的制裁を覆す判決を勝ち取った。
ブリュッセルは、実際のターゲットが所有権を移転することで資産を隠蔽しようとするかもしれないという前提のもと、多くのロシア人ビジネスマンの親族を制裁してきた。