イランのテヘランで記者会見するハマスのイスマイル・ハニェ指導者(2024年3月26日撮影) © AFPBB News
【RT】2024年5月6日17:50 ホームワールドニュース
https://www.rt.com/news/597089-hamas-accepts-ceasefire-deal/
イスラエル軍のラファ侵攻を前に、武装勢力は停戦に合意したと報じられた。
ハマスがエジプトとカタールの調停者による停戦提案を受け入れたと、ハマスのスポークスマンが5月6日(月曜日)のアルジャジーラに語った。この発表は、イスラエルがラファ市からの避難を命じた直後に行われた。
ハマスの指導者であるイスマイル・ハニェは、カタールのシェイク・モハメッド・ビン・アブドゥル・ラーマン・アル・タニ首相およびエジプトのアッバス・カメル情報相と電話会談を行い、「ハマス運動が停戦合意に関する提案を承認した」ことを伝えた。
提案の詳細はまだ公表されていない。
ハマス側はこれまで、いかなる停戦も恒久的なものとし、包囲されたパレスチナの飛び地からのイスラエル軍の撤退を含むことを要求してきた。
イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相はこうした保証を拒否し、先週、イスラエルはハマスがガザに権力を維持することを許さず、停戦合意の有無にかかわらずラファに侵攻すると警告した。
しかしネタニヤフ首相は、イスラエルの人質とパレスチナ人捕虜の交換を可能にするために、イスラエルは戦闘を一時停止する用意があると述べた。
イスラエル首相は数カ月前から、ガザ南部の都市ラファへの地上侵攻を開始すると脅してきた。ラファには現在、領土内の他の地域から避難してきた約140万人のパレスチナ人が住んでいる。
米国、EU、その他多くの国々からの非難にもかかわらず、イスラエル軍は5月6日(月曜日)に市民に対してラファからの退去を命じ、その後すぐに「極端な力」でラファ市を攻撃すると警告した。
侵攻の脅威が、ハマスが停戦提案を受け入れる決断に影響したかどうかは定かではない。
ネタニヤフ首相がラファへの侵入を主張しているにもかかわらず、他のイスラエル政府高官は、ハマスがイスラエルの一時停戦に同意することで侵攻を回避できる可能性を示唆している。
エジプトとカタールが提示した協定がイスラエルの支持を得ているかどうかも不明だ。
無名のイスラエル政府関係者がロイターに語ったところによると、ハマスが西エルサレムの最初の申し出の「軟化版」に同意したとのことだが、その申し出にはイスラエルが支持しない「遠大な」結論が含まれていたという。
イスラエルがハマスに宣戦布告したのは、パレスチナ武装勢力が10月7日に奇襲攻撃を仕掛け、約1200人を殺害し、約250人の人質をガザに連れ帰った後だった。