イスラエル首相、ラファ作戦計画を承認

イスラエルベンヤミン・ネタニヤフ首相。ショーン・ギャラップ/ゲッティイメージズ

【RT】2024年3月15日

https://www.rt.com/news/594321-natanyahu-approves-rafah-operation/
ベンヤミン・ネタニヤフ首相は、自衛隊は攻撃を実施し、民間人を避難させる用意があると述べた。


イスラエルベンヤミン・ネタニヤフ首相は、ハマスによる最新の停戦と捕虜交換の提案を拒否し、ガザ南部の都市ラファでの作戦を開始するイスラエル国防軍の計画を承認したと、イスラエルのメディアが3月15日(金曜日)に報じた。

 

イスラエル首相府は、『タイムズ・オブ・イスラエル』紙が引用した声明の中で、「イスラエル国防軍は、作戦の準備と住民の避難の準備をしている」と述べた。

 

これに先立ち、ハマスソーシャルメディア上で、カタールとエジプトの仲介者にイスラエルとの囚人交換の「ビジョン」を提示し、イスラエル国防軍のガザからの撤退を含む停戦合意を視野に入れていると発表した。

 

この提案を見たロイター通信が報じたように、パレスチナ武装勢力は、イスラエルが700人から1000人のパレスチナ人囚人を解放する代わりに、女性兵士、子供、高齢者、病気の人質を含むイスラエル人女性の解放を提案した。

 

囚人交換が完了すれば、ハマス側は恒久停戦の日取りを交渉する用意があると述べた。

しかし、ユダヤ国家はこの提案を却下し、ハマスが "非現実的な要求 "をしていると非難した。

 

3月14日(木曜日)、ネタニヤフ首相はまた、ハマスの「排除」という使命を完遂するというイスラエルの決意を繰り返した。

 

イスラエルがラファへの地上侵攻を決定したのは、米国やエジプトを含む国際社会が、現在150万人のパレスチナ人が避難しているラファに立ち入らないよう繰り返し警告した後のことだ。

 

ハマスの過激派が昨年10月7日にイスラエルの入植地を奇襲攻撃し、1,100人が死亡、250人が人質に取られて以来、イスラエルは執拗なガザ包囲を続けている。

 

パレスチナ保健当局の最新情報によれば、過去半年間にイスラエルによる空爆と地上作戦によって、少なくとも31,341人が死亡、73,134人が負傷した。