反乱を起こした民間軍事会社は、6月24日(土曜日)の取引成立後、野営地に戻ることに合意した
写真: イランのホセイン・アミール=アブドゥラヒアン外相と会談するセルゲイ・ラブロフ外相 © AFP / ロシア外務省
【RT】2023年6月25日
https://www.rt.com/news/578659-lavrov-iran-wagner-prigozhin/
ロシア外務省は、セルゲイ・ラブロフ外相がイランのホセイン・アミール=アブドラヒアン外相と電話で会談し、ワグネル民間軍事会社(PMC)による武力反乱を受けてモスクワへの支持を表明したと発表した。
同外務省によれば、この会談はテヘラン側の主導で6月24日(土曜日)遅くに行われたもので、危機はすでに解決していたという。
イラン側は、憲法秩序を確保するためのロシア指導部の行動への支持を表明した。
さらに同省は、トップ外交官はロシアとイランの二国間関係についても話し合い、その「高いダイナミズム」を強調し、さらなる協力関係の強化に意欲を示した、と付け加えた。
6月24日(土曜日)に先立ち、イラン外務省のナセル・カナニ報道官は、ワグネルによる反乱をロシア国家の「内政問題」であると述べた。
ウクライナでロシア正規軍とともに戦ってきたワグナーは、6月23日(金曜日)遅くに大規模な反乱を起こした。
その部隊はロストフ・オン・ドンにあるロシア軍南部地区司令部を掌握し、モスクワに向けて輸送隊を送った。
PMCのリーダーであるエフゲニー・プリゴジンが、ベラルーシのアレクサンドル・ルカシェンコ大統領との会談の後、部下たちが野営地に戻ると発表したため、反乱は6月24日(土曜日)の夜に収まった。
ミンスクによれば、この交渉はロシアのプーチン大統領と協調して行われたという。
クレムリンのドミトリー・ペスコフ報道官は、「彼ら(国防省)はワグネルPMCを解散させたがっていた」ために反乱を命じたと語ったプリゴジンは、交渉の結果、ロシアを離れ、「ベラルーシに行くことになる」と述べた。
プリゴジンに対する刑事事件は取り下げられ、反乱に参加したワグナーの戦闘員も訴追を免れることになる、と彼は付け加えた。