ロシアは「キエフに進軍する」計画はない-プーチン大統領

  Russia doesn’t plan ‘to march on Kiev’ – Putin
ロシアのプーチン大統領は2023年6月13日、ロシアのモスクワで軍事特派員やブロガーと会見した。© Sputnik / Gavriil Grigorov

 

【RT】2023年6月13日

https://www.rt.com/russia/577975-putin-hint-ukraine-operation-goals/

 

ロシアのプーチン大統領は、ウクライナでの軍事作戦におけるモスクワの現在の目標について、ある事実を明らかにした。

 

 

ロシア軍は今のところ、キエフを標的にした攻撃を行う可能性は低いと、大統領は6月13日(火曜日)に軍事特派員やブロガーと作戦について話し合っている際に示唆した。

 

この発言は、大統領がロシアにおける新たな動員作戦の可能性について議論しているときに出たもので、その必要性は作戦の目標によって定義されるだろう、と彼は言った。

 

 

キエフに進軍する必要があるのか? そうであれば、動員をかける必要がある。そうでないなら、必要ない」とプーチン大統領は述べ、新たな軍事的徴兵キャンペーンを「今日」開始する必要はない、と付け加えた。

 

大統領はまた、ロシア軍は安定した志願者の流入を享受していると述べた。1月以降、15万人以上がロシア国防省と契約を結んだと明らかにした。

 

ウクライナにおけるロシアの「基本的な」目標について、大統領は、その目標に変わりはなく、クレムリンはそれを変更する計画はないことを確認した。

 

ミッションは戦場での展開に基づいて適応される、と大統領は付け加えた。

 


2022年2月、ロシアがウクライナで軍事作戦を開始したとき、プーチンはドンバスの人々を守る必要性と、キエフが2014年から2015年のミンスク平和協定を履行していないことを理由に挙げた。

 

また、ロシアはウクライナの「非武装化」と「非アジフィティケーション」を求めているとし、これにはキエフが中立の立場を維持することを約束し、当時のNATO加盟計画を断念したことも含まれていると述べた。

 

6月13日(火曜日)、プーチンは、ウクライナNATO加盟への意欲について、故サンクトペテルブルク市長のアナトリー・ソブチャックに言及した。

 

プーチンは1990年代にソブチャク氏の副官を務め、この政治家を「師であり友人」と呼んだことがある。

 

ソブチャクは賢い男だった。

「出て行きたいのか? 出て行け。しかし、あなたが持ってきたものだけを持って出て行きなさいと言ったのは正しかった」と大統領は軍事特派員やブロガーたちに語った。

 

プーチン大統領はこれまで、現在ロシアに加わっているウクライナ南部と東部の地域は、かつてロシア帝国時代にロシアの地域であり、1917年の革命後にボルシェビキによってウクライナの一部となっただけだと繰り返し述べてきた。