【インサイダーペーパー】AFP 2024年11月5日 12:12
https://insiderpaper.com/gazans-want-new-us-president-to-end-the-war/
戦争で荒廃したガザ地区のパレスチナ人は11月5日（火曜日）、
AFPの取材に対し、米国大統領選で勝利を収める人物は、同地域で恐ろしい数の犠牲者を出している紛争を終結させなければならないと語った。
「私たちは今にも糸が切れてしまいそうな状態です。世界中の他の人々と同じように、私たちは戦争を終わらせることのできる誰かを求めています」
と、ガザ市アル・ダラジ地区に住むアイマン・アル・オムレイティさん（45）は語った。
「私たちの望みは、アメリカ国民がパレスチナ人の苦しみを終わらせることのできる人物を選ぶことです」
接戦になることが予想されていた今回の選挙戦で、数百万人のアメリカ人が11月5日（火曜日）に投票を開始した。
オムレイティ氏は、戦争勃発以来13ヶ月の間に数回避難を余儀なくされているが、民主党のカマラ・ハリス副大統領が共和党のドナルド・トランプ候補を打ち負かすことを期待していると語った。
「パレスチナの人々はトランプ氏の勝利の可能性を心配しています。そして、彼女は戦争の終結を何度も呼びかけていますから、結果は対立候補のハリス氏に有利になることを願っています」と彼は語った。
ガザ市在住のパレスチナ人、ハニ・アジュール氏は、次のように明確な意見を持っている。大統領になる人物は誰であれ、戦争を終わらせなければならない。
アジュール氏の息子と兄弟は戦争で命を落とし、自宅はイスラエルの砲撃で破壊された。
「これだけの犠牲を払った後では、勝者が誰であろうと、それがトランプであろうとハリスであろうと、この戦争に終止符を打ち、この地域に平和をもたらしてほしいと願っています」と彼は言った。
「私たちは爆撃、破壊、殉教者、負傷者、荒廃に疲れ果てています。この生活にうんざりしているのです。」
最近のイスラエルでの世論調査では、イスラエル人の大半がトランプ氏を支持していることが示されているが、写真家のアンディ・アルパーン氏がホワイトハウスに選んだのはハリス氏だ。
彼は、トランプ氏は「私たちにより自由裁量権を与えるかもしれない（しかし）それだけの価値があると思うか？私は思わない」と語った。
イスラエル占領下のゴラン高原に住むアルパーン氏（57）は、
「カマラは皆が考えているほど悪人ではないと思う。彼女は良いことをするだろう」と語った。
しかし、米国が「レバノンからヒズボラを、ガザ地区からハマスを排除する」ためにイスラエルを支援し続けることを望んでいる。
「これらは悪の組織です。」
彼らは、私たちに対してと同様に、アメリカや西洋に対しても敵意を抱いています。
イスラエルは、昨年10月7日にパレスチナ人武装組織ハマスがイスラエルに対して致命的な攻撃を開始して以来、ガザ地区でハマスと戦闘を続けています。
AFP通信がイスラエル政府の公式発表を基に集計したところによると、この攻撃により、その大半が民間人である1,206人が死亡しました。
イスラエルの報復的な軍事攻勢により、少なくとも43,391人のパレスチナ人が死亡しており、その大半は民間人であると、国連が信頼に足る数字とみなしているパレスチナ自治区の保健省が伝えている。
