ロシアが部分動員を発表、兵力30万人増強へ


【TLBスタッフ】2022年9月21日

 https://www.thelibertybeacon.com/russia-announces-partial-mobilization-boosting-troop-force-by-300000/

 


ER編集部です: 昨晩から予想されていたプーチンの演説ですが今朝になりました。

ゼロヘッジの記事、「プーチン大統領ウクライナ戦争激化で部分的動員を発表、西側は「ロシアを破壊したい」と発言"」を参照。

TASSのも見てください。「ロシアにおける部分的な動員、そして西側からの脅し。プーチンの演説の主なテーマ」

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昨日の夕方に発表されたロシア連邦プーチン大統領のテレビ演説は、今朝になって実現した。

プーチンは、軍事予備軍の部分的な動員を発表した。

 

現在予備役である国民、とりわけ軍隊に所属し、一定の軍事的専門知識と関連する経験を有する者のみが兵役のために徴兵されることになる。

 

部隊に送られる前に兵役に召集された者は、特殊な軍事作戦の経験を考慮した追加の軍事訓練を必ず受けることになる。

 

また、現在有効なすべての兵役契約(通常3〜12カ月)は無期限で延長される。

 

プーチンは、現在の紛争は西側諸国によって扇動されたものだとし、西側諸国はロシアの破壊と崩壊を目指していると指摘した。

 

西側諸国は国際テロリストを支援し、ロシア国境に近いNATOの攻勢のインフラを促進し、ロシア恐怖症を育ててきたと述べた。

 

セルゲイ・ショイグ国防相は、30万人の予備役が動員されると述べた(動画、スプートニク報道)。徴兵制と現在勉強中の人はウクライナに派遣されない。

 

また、これまでのところ、ウクライナでの戦争で5937人のロシア兵が死亡しているという。(この数には、前線での作業の大半を担ってきたDPRとLPRの民兵やワグネルグループは含まれておらず、したがって損失はより大きい)。

 

ショイグはウクライナの犠牲者を死者約62,000人、負傷者約50,000人と見ている。(私はこれを低く見積もっている。)

 

ロシアの軍事予備軍(軍事訓練を受けたことのある人たち)は2500万人いる。

また、それらの軍隊を武装させるための装備も持っている。

 

ウクライナは全面的な攻撃の準備をしているという噂がある。

キエフやさらに西から新しい部隊を動員し、ロシア軍や連合軍に対抗するための大きな一手を準備しているのだ。

 

この準備には数カ月かかるだろう。ウクライナは、「西側」の戦車や歩兵戦闘車など、「西側」の装備や弾薬を多く必要とし、それを使用できるように部隊を訓練することもまだできていない。攻勢に転じるのは春以降にするつもりなのだろう。

 

今回ロシアが発表した召集は、キエフを引き込んで早期の総攻勢につなげる意図があるのだろう。

 

動員されたロシア軍の戦力化には3カ月ほどかかるという。

したがって、ロシアは冬の季節に独自の攻勢をかけることができる。

その間に、絶え間ない防衛活動によって、現在前線またはその近くにいるウクライナの部隊を著しく低下させ続けることができる。

 

ロシア軍は、現在の10万〜15万人の兵力をはるかに超える30万人の兵力を追加すれば、現在のようなじっくりとした戦法から、前線の作戦深部への激しい打撃による大規模な機動戦に転換することができる。


ロシア連邦と同盟関係にあるベラルーシも、戦争の準備を進めているところだ。

以前から予告していたように、「西側」からウクライナへの補給線を同国西部で断ち切ることも可能だ。

 

現在、ウクライナがロシアやドンバス地方の市民やインフラを攻撃しているが、これが続けば、ロシア軍がウクライナのインフラを大規模に劣化させ始めることが予想される。電力や鉄道網が主なターゲットになるだろう。

 

2週間ほど前、ウクライナの攻勢が成功し、ハリコフ地方でロシア軍が撤退した。

これは少なくとも「西側」の話である。

別のシナリオでは、ロシア軍が意図的にこの地域から撤退し、戦争のエスカレーションを求めるロシアの声を高めたとされている。

 

したがって、イージアム撤退は「本格的な開始」のための単なるきっかけに過ぎなかったのだろう。

 

なぜ戦争が必要なのか、最初はよくわからなかったロシア国民も、だんだんわかってきた。

ロシア国民は、自国に対して行われている大きなゲームを理解するようになった。

 

戦争に投入する資源を、決定的な勝利に必要なレベルに調整することを、まもなく要求するかもしれない。

 

そのときがくれば、世論調査によって明らかになるだろう。

だから、デミはこう結論づけた。「今日はウクライナ領内のロシア軍にとって 過去最高の日であったと言えるでしょう」

 

彼らは解放されることが確実となったのです。いずれにせよ。

 

 

また、イージアム地方からの撤退は、かなりの数の親ロシア派市民をファシストの「ろ過」グループから命がけの脅迫を受けたままにしており、ロシア側で大きくエスカレートするきっかけになると思っている。

手袋は外されている。