■ 9月-10月にかけて17日間の断水。自治体(フィリピンでは最小自治区をバランガイと言います)の汲み上げポンプが壊れました。
中古か新品かは分かりませんが、その自治区が新たなポンプを購入して設置したところ、なかなかうまくいかなかったようで、設置してから1週間ぐらいかかっていました。購入期間は10日ほどです。しかし一体いつになったら水が出るのかは全く誰にも分っていないようでした。
突然の断水で長期になったので、家で、ある程度大きなボトルに溜め起きしていたのをちょびちょび、まるで貴重品を扱うような感じで使っていました。
その期間は当然、洗濯も全くできません。
■ その後すぐに台風が2回。
犬2匹のうち1匹をかついでいたところ、私がコンクリートの傾斜で後ろにすべって後頭部を打撲。犬は無事。流血したかと思ったけれど、何もなく、痛くもない。たんこぶもない。おかしいなと思いながら、あとで考えたら、多分ですけど、コンクリートのところから10cmぐらいの大きさでコンクリートの亀裂から出ていた草のところに頭をぶつけたのではないかと思いました。しかしそんなピンポイントで草の所で頭を打ったとしたら、神様の奇跡。不幸中の幸いでした。
一方、右手は6KGほどの犬を抱っこしていたので、私は右手を負傷して流血しました。腕に血が流れていたのがしばらく気付かなかったです。傷だから数日で治ってきました。
■ 台風の中で、うちのヤギの中の1匹が突発性鼓脹症になり、雨の中、応急手当をして数時間後にある程度収まり、翌朝、ケロっと元気になっていました。
鼓脹症は初期で抑えられると大丈夫ですが、放置して長く経って腹部のガスが抜けなくなると、ホースやなんかでガス抜きをしないといけないです。もっと重症になると手術になります。けれど、こっちの状況ではヤギの手術などは出来ません。
鼓脹症になると、ヤギは断末魔のような恐ろしい悲鳴を定期的に上げます。
この症状は、第一の胃(ルーメン)がガスなのか何かでつっかえてしまうと、反芻ができなくなるのです。そのままガスが発生したままだと腹がパンパンになります。パンパンになりすぎると手遅れになってしまいます。
手当をする場合、ヤギの反芻を促すために手ぬぐい(木綿手ぬぐいが最適)みたいな布をロープのようにして猿ぐつわをさせます。すると、ヤギはロープを噛むので唾液がポタポタと滴ってきます。ヤギは反芻することで胃のPHが保たれている生き物です。唾液が入ってきたら胃の状況が正常になります。
でもなかなか反芻自体をやらなくなると、飼い主が付き添って反芻を促すように口を開けさせたりします。暴れたりもします。でもただ放っておくと反芻をしなくなるので、たびたび飼い主が付き添って励ましてやらないといけません。
食道が滑りやすくなるために、オリーブオイルも適度にシリンジで飲ませます。
それと同時に、腹のガス膨満を両手でギューーーッと挟んでバフバフ押し続けます。結構しんどいです。何度もやっていると、ガスの膨れたお腹がグルグルぎゅる――っという音がなり始め、快方に向かっていきます。
悲鳴も収まって、快方に向かってきた手ごたえがでてきたら、峠は越した感じになり、一晩の間に元気になっていました。うちのヤギの中で1匹だけ、この鼓脹病になりやすいのがいまして、体質なんでしょうね。他のヤギはなってないです。
■ で、平和になったと思った矢先、翌日(昨日なんですが)ほっとしたところ、また突然の暴風雨(モンスーン?)がやってきて、ヤギ小屋の後ろの結構大きな木がバキーッと折れてきてバサーーーッと家の1Fと2Fにまで被って寄り掛かってしまいました。窓が塞がれて家の中が暗い……。通り抜けられない……。
そしてヤギ小屋の一つにも枝がばさーっと覆ってきていたので、どうなっているのか状況が分からないほどになっていたので、とにかく、小屋に入っていたヤギをすかさず外へ出して雨がしのげる場所へ移動させました。ヤギ小屋が潰れてきたら危ないと思って救出したのですが、あとの小屋、三つは無事でした。(小屋は全部で4つ)
当日はもう暴風雨で何もできなかったので、今朝から大木が根こそぎひっくり返っているのを、すぐ近所の大工さんに木を切ってもらいながら、ひたすら休みもせず私は片づけていきました。The肉体労働で、いい汗かきましたがさすがに終了後、あとで2時間ぐらいバタンキューの熟睡に入ってしまいました。。。
■あとは、先月から今日に至るまで、毎日停電でした。1-2時間ほどのが多いですが、半日とかもありました。ちょこちょこ停電しています。
毎日何が起こるか分からないスリリングな場所です。
あすのための心配は無用です。あすのことはあすが心配します。労苦はその日その日に、十分あります。(マタイ6:34)