午前、昨夜に引き続きキンちゃんの傷の手当てをして、キンちゃんの飼い主のお隣のルーシーその他とどうのこうのやっていたが、その後家に戻って仕事をしており、午後3時くらいにケアテイカーさんが家賃集金に来た時に、隣のヤギが死んだというので驚いた。えっ!?さっきまで面倒見てたよ?ほんとに死んでたの?と。
ちょうどお隣がキンちゃんの死体を運んで穴を掘っているところに遭遇したらしい。確かにキンちゃんはもういなくなっていた。昨日犬に襲撃されて噛まれた腹の傷は数多く、いくつかは大きかったが、傷が早くふさがって感染さえ防げば治ると思えていたので、急に容体が変化したのはショックだった。キンちゃんまだ1歳2か月、もうすぐ生まれそうな妊娠中でお腹の赤ちゃんごと死んでしまう結果となった。
今、お隣はキンちゃんの娘ヤギ2匹が残っただけで、先の年末年始には7匹いたのにもう2匹……。歴代4匹も犬に噛まれて死んでいるので2匹は生き残ってほしい。
2-3か月前の、みんな生きていた時のユキちゃんファミリー。右端が今日死んだキンちゃん。
うちのケアテイカーのシェリルさんと少し話したところ、彼らもうちのバランガイでの野犬問題に危機感を感じ始めているようで、小さい子どもたちの通学の抜け道にその犬たちが住処にしている集落をみんなが通っていくのだ。それで子どもたちがそのうち噛まれるようになったらと、心配しているということだった。
ご主人がバランガイホールに近々報告を出すそうで、私も先月出して受理され野犬の捕獲をすぐに行って貰ったものの、1か月もしたらまた残党から生まれた仔犬が育ち、群れができるので根本的に野犬撲滅と犬は放し飼いにしないことをルール化しないと解決しない。
だからシェリルさんには、どんどんいろんな人が報告して捕獲を訴えたりしていけば影響が大きくなるし問題視されるようになるから、ぜひ出してください、私も続けていくつもりだからと言っておいた。
私も報告・嘆願書にて、そのうちにヤギだけでなく人間も襲う可能性があるということを書いておいたし、子どもが噛まれるかもということになると、皆本気になる確率は高い。ヤギだと皆深刻にとらえてもらえないので、そういった人たちが動いてくれると効果的だ。
ただ私が一つ不思議なのは、うちの集落も放し飼いの犬が多数いるけれど、ヤギも何も襲わない。ほかの人たちもそれは認識しており、害がないのだ。ところが通学路の抜け道になっているバイクが通れる程度の集落からこっちへやって来る犬の群れは、ヤギを襲う。なんでだろう?とみんなに聞いても、分からないと言われる。犬自体は入れ替わっているはずなのに、なぜか向こうから来る犬は襲って噛みつく。