隣りのドキンちゃんが噛み殺された

今日は礼拝Dayで、これはこれで今日はいろいろなことがあり、良いこともあった。しかし、それよりもあまりにも耐え難いひどいことがあった。

お隣の家の餅子ちゃん(白ヤギ)が犬に噛まれて負傷してまだ4日しか経っていないというのに、お隣がまた性懲りもなく野犬が来る危険な場所に彼らをつないでいたのだ。夕方近く、私が遠くから駆け付けた時にはほんの一歩遅く、ドキンちゃんはすでに死んでいた。たった今死んだばかりという状況だった。犬が2、3匹遠くへ逃げ去って行くのがちらっと見えた。

ここの飼い主はこれまでほぼすべてのヤギを同じ状況で殺されて、残ったのは数日前に負傷した餅子ちゃんとドキンちゃんの息子の牛太郎君しかいない。牛太郎君は母ヤギが死んでかなり動揺していた。牛太郎君が走って遠くにいた私を呼びにやって来たのだ。

そんな有様なのに、隣りの飼い主はなんら反省もせず学習もせず、なぜそんなバカなことをするのか。もう4年近くもお隣と付き合っているが、正直、彼らに“なんでそんなことをするのか?”という理由はないのだ。こっちでは庶民レベルでは残念ながらまだこういう意識の人間が多数派だろうと思う。これは話して分かるというレベルではない。

だから私はとうに彼らの動かない思考回路についてはもはやどうでもいいし、諦めている。恐らく治ることはないだろうから、せめてできる範囲でお隣やよその家のヤギに危険があったり何かあれば助けて守ってやろうと努力してきた。無慈悲な酷い飼い主に飼われた動物は本当にかわいそうだ。

この4日間、餅子ちゃんが負傷してから毎日彼らに水とエサやりと場所移動をしていた。ドキンちゃんも昨日の夕方まで元気だったのに、今日こんな無残な姿で死んでいるのを見つけることになるとは。飼い主の家に知らせに行ったが、彼らは何度同じことをしても何も学ばないと思う。彼らの所の歴代の動物はほとんど死んでいるし、もう何も飼わないでほしい。ヤギの寿命は犬や猫ほどあるのに、1年そこらで、しかも十分避けられる理由で次々安易に死なせているのだから。

彼らは何度繰り返そうが動物の死など何とも思ってはいないだろうが、私は本当にその都度ショックを受け悲しんでいるし、手当てをしたり死体を移動させたりしている。何とも言葉に言い表し難いが、これ以上ここらのヤギを不注意で死なせたくない。その後も牛太郎君が断続的にすごい鳴き声を出していて不憫だ。