Inabanga(イナバンガ)へ食料・雑貨配達 

Aid Boholで今日は私たちはInabanga(イナバンガ)へ出動。
本日はほかに、迂回ルートが難しいLoon(ロオン)へルート偵察を兼ねて向かった12人程のバイクチームと、リッキーたちが行ったCalape(カラペ)チームとで3ケ所へ出掛けることができた。

ロオンのバイクチームは朝9時に出発して帰還が私たちと同じ19:30位。バイクチームのパンク等トラブルがあって往路5時間位かかっていたそうだ。ボホールは市内から対角線上の町へ3時間で行ける大きさなのに、市内のすぐそばの町へ行くのに5時間って……本当に大変だったと思う(でもみんな20代だし大丈夫か)。

黒い☆印がInabanga(イナバンガ)青い☆はタグビララン市)黒線は迂回路、X印は通行不可。

今日はスタッフ6人で21家族分だけの配達だったので少なかった。このルートは車でほぼ舗装道路を走れるので距離の割に大変というほどではない。
今日は途上のバリリハン―カテグビヤン辺りで大型トラックやごみ収集車を使った食料・物資支援の団体を3,4か所で見た。いろいろな活動団体が頑張っている。うちは本当にバイクと軽トラとうちのミニバン位なので少しずつ少しずつ……。

目的地はイナバンガの町の中心から15分ほど奥地へ入ったトゥンガトゥンガというバランガイの中の集落。
住民は115人程で死者はいない。ここは電気等は通っている様子。

 

パブリックマーケット等が集まる中心地は特に損壊もなく賑わっていた。

 

そこからどんどん大きい水たまりの多い地道を通って奥地へ進んだ。

  

目的地の集落では2,3こういう仮住まいがあった。大抵の仮設住まいは防水シートのテントだけれど、このタイプはここで初めて見た。ココナツより大きいココナツみたいな木(名前を聞いたが忘れた)の葉でできている。とてもいい匂いがする。この香りの良さも避難生活の人たちを落ち着かせる助けになるんじゃないかと思った。自然素材の恵みってすごい。

 

葉っぱ製テントの内部。このココナツみたいな木の葉っぱ。

 

普通の防水シート製テントも横に建てられている。

 

中の様子。なんとTVがある。こちらボホールでは冷蔵庫がなくても大体の家にTVはある。TVのほうが優先度が高いのだ。

 

この辺は壁の崩れ等、家屋にある程度のダメージを受けているものがそこここにあり、学校の建物が一つ倒壊していた。

今日のチャプレンはアーロン。聖書から少しお話をして、食料と水を手渡した。

 

早速水を飲んでいる子たちが数人いた。ここは子どもたちとたくさんの犬がワイワイ明るかった。また、看護学生のスタッフが皆さんに基本的な救急用品を手渡し、健康管理や感染等についての話をし、注意を促していた。

今日は食料・水だけではなく、少しばかりオフィスに集まってきた防水シートや敷物、中古衣類、おむつ等の雑貨もお渡しすることができた。役立ちますように。

帰還途上で、ロオンのバイクチームとたまたま一緒になったので同時に事務所へ帰ってきた。みんな大変だったと思うが明るかった。通常はオペレートや指揮等でオフィスで奉仕しているスタッフたちばかりが出掛けており、ガムさんが引率。

 

帰ってきたら明日のロオン配達予定のパッケージ200袋がすでに準備されていた。こうして日々物資が絶えることなく供給されていて感謝。物資や献金を捧げてくださった国内外の皆さんに心から感謝いたします。