ぼほるーと調査隊(その3) チョコレートヒルズの周辺ぐるりチェック

ほぼるーと調査その3、今日はチョコレートヒルズ周辺地域(カルメン・サグバヤン等)とルートの視察。

結論から言うと、チョコレートヒルズは今も観光できる。サグバヤン・ピークとカルメンにあるメインの展望台はクローズしているが、向かい側のチョコレートヒルズ・アドベンチャーパークからは以前どおりのポコポコヒルズ風景が展望できる。

黒い☆印の辺りはクローズ中のメインの展望台の場所。黒枠で囲っている部分全域に1268個のチョコレートヒルズが広く連なっている。そのため、揺れの大きかった地域にあったヒルズでは滑落が見られるが、そうでない地域のは無事だった。

黒いXの部分(サグバヤン町)は震源地で震災被害が大きく、滑落したヒルズが見られる。
青い☆はタグビララン市。
黒い太線は市内からチョコレートヒルズの迂回路。

■Sagbayan(サグバヤン)周辺のヒル

市内からの迂回ルートでの道路や橋の状況は破損もなく問題ない。
サグバヤンはこれまで見た中でも町中の家屋倒壊が多かった。町役場も大きな損傷を受けており、大きなテント村ができている。大きな家の倒壊が目立つ。サグバヤンの揺れはおそらくすごく大きかったと思える。

一般的には観光のためにここを通る人は少ないかもしれない。チョコレートヒルズは広域にわたっているのでそこここにある。まずサグビヤンで見かけたヒルズの1つ。すごい間近に見える。

チョコレートヒルズの展望台の一つ、「サグバヤンピーク」はクローズ中。

 

ハゲているのがちらほら出てきた。

 

特に損傷がないのと入り混じっている。

 

滑落しているのよりもきれいなほうが断然多い。

 

これは今日見た中で一番崩壊が激しかったヒル。しかもすごい間近。この辺のは道路沿いにすごく近くに見えるし、登れるようなのもある。

傷を負った痛々しいヒルズもあるが、損傷ないヒルズが連なっている風景もサグビヤンでちゃんと見られる。

カルメンのチョコレートヒルズ(メイン展望台)

サグバヤンからここまでの道路状況は破損もなく問題なし。
メインの展望台のほうは展望台の手すりや鐘のある場所が壊れているため閉鎖中。

 

展望台手前で封鎖されている。お土産屋は少しだけ開いている。

カルメンのチョコレートヒルズ・アドベンチャーパーク

現在も6―18時までオープンしている。入場料1人60ペソ。
メイン展望台に比較的近い場所にある施設と展望台で、展望場所としてはこっちのほうが雰囲気が良い。眺めもメイン展望台と向かい合ったところにあるが、また違う角度で遠くまで見渡せる。

  

入り口を入ってすぐ、たまたまボホールツーリズムオフィスのJPさんとばったり会った。セブのメディアの一行を案内していた。JPさんがうれしそうに「ここは問題ないよ!」と言っていたので安心して展望台へ急いで上った。もう夕方なので写真が暗くて撮れなくなるギリギリだった(いいカメラではないので)。
駐車場に結構車が止まっていて、地震後の平日の閉店間際にも関わらず、そこそこお客が来ていた。

 

入り口付近は庭のようになっている。

  

階段はメイン展望台よりしんどい。ヒルズが見えてきた。夕方で遠くのほうがぼやけているが、いつもの様子だったので感動。

 

正面にはメイン展望台(左端のヒルの頂上がメイン展望台)が見える。

 

薄暗くなってきた。もう少し晴れて日のあるうちに着きたかった。暗くて写真が悪いが、ヒルズの連なりが遠くまで見渡せる。

 

フロント周辺とレストラン。

画像は割愛したが、お猿とヘビ、トカゲ、ハリネズミ、モモンガ等がいる。
ここは今、ジップラインも工事中で半年後完成予定。

市内までの近いルートを念の為聞いたら、カテグビヤンからの抜け道があるという。地図にも載っていたのでそっちを通ったら、真っ暗で崖に挟まれ途中は狭いガタガタ道で木が覆いかぶさってくるほどの獣道だった。しかも十数キロの距離。近道にならなかったんじゃないかと思うが、こんなルートもあるのかと新発見。
町まで出てからもその辺の人に聞きながら市内までの近道を聞いて帰った。

今日はチョコレートヒルズの様子を周囲ぐるっと至近距離から、また遠くからこの目で確認することができ、アドベンチャーパークは開店していると分かって大きな収穫だった。主に感謝。

……次回のぼほるーと調査は橋の閉鎖で渡れなくなったロアイ〜ロボック周辺の予定。