ヤギ小屋冠水

雨期で7月以降からは毎日のように雨が降っている。朝方や夜間が多い。今夜も結構集中豪雨みたいなのが降った。22時も過ぎてから、かすかにチャコの“めぇ〜〜”という声が聞こえた。なんか弱々しい声だった。
今はヒモが絡まらないようにしているので小屋の中に入れないわけもなく、夜遅くに鳴くなんて何事だろうと思ってすぐカッパを着て見に行った。

すると、今までこんなことはなかったのだが、小屋の庭部分と小屋の中全体が2−3㎝冠水していた。屋根からや壁からの雨漏りの形跡がないので、普通に外から水かさが上がってきて浸水して来たらしい。

チャコは庭の部分に出ていて、子ヤギも屋根の下にいたが、立ちすくんで困っていた。このままでは座って寝ることもできないし、取り急ぎどうしたらいいか考えた。
近くに廃屋があるのでそこへ移そうかとも思って見に行ったが、雨が降っていて草むらでは長靴も浸水しそうな中でチャコたちが移動するとは思えなかった。多分小屋から一歩も動こうとしないだろう。

そのときまだ雷雨で結構降っていたので、まだまだ水位が上がる可能性はあったが、これはもう小屋の中に高さのある床を作るしかない!と思い、余っていた角材と大きいダンボールを持ってきた。

中の水をできるだけほうきとちりとりでかき出し、小屋の中にダンボール床を作ったら、最初は警戒してダンボールのにおいをクンクンかいで、なかなかその上に上がろうとしなかった3匹も、チャコ、チャオ、クーコの順で恐る恐る上がっていった。

その頃から雨の勢いも衰えてきて助かった。ただ、夜中から明け方にかなり降ることが多いので、また水が増えるかもしれない。心配ではあるけど朝まで何とか持ってほしい。
今後またこういうことがあるだろうから、床を作って備えておかないといけないなと思った。

チャオやクーコが生まれた3月半ばから3か月間位はほとんど雨が降らずカラカラの日照りの時期で、3匹はずっと小屋に入らず野宿していたのに、雨期になってからは寒いし雨だし小屋から出られないことが多く、結構可哀そうだ。チャオとクーコにとっては初めての雨期体験中。

■誕生日ケーキとバナナ

教会で今日誕生日ケーキが出た。うちの教会の設立者でガムさんのお父さんパパ・ガミの誕生日と、アテ・ビビと、明後日がアンテヤのお父さんの誕生日だそうだ。

それにしてもパパ・ガミはミンダナオにおり、こっちにいない。もうすぐボホールへまた来られる予定はあるが、ご本人抜きで誕生日ケーキって…単にこっちのみんながケーキ食べたかっただけか?!と思えて可笑しかった。

あと、今日出たバナナがあんまり見かけないタイプのだったので聞いたら、セニョリータというやつだそうだ。これまたあまり市場でも売っていないレッドバナナと同じ種類だそうだ。

おいしいかと聞いたら、おいしくないし高いそうだ。ミンダナオとかには売っているがボホールであまり売ってないのはそのせいだとか言っていた。ガムさんがきれいにカットして出していた。
うちはグリーンバナナを買っていて1キロ15ペソ。普通においしいし一番好きだ。

今日は、10日間程ボホールにご滞在中の、Rさんの妹さんとお友達ご家族の6人が教会へ来てくださった。こちらでは海遊びや観光のみならず英語チューター体験やキムチづくり体験等もされる予定のようで、子どもさんたち共々、ボホールでの夏休みを満喫していただけたら嬉しい。バリカサグ島でのシュノーケルやイルカウォッチングもされたそうで、うらやましい。