副業

今日もLTO(陸運局)と警察内にあるハイウェイパトロールという部署で手こずってしまい、またもや仕事中のジョイミーに駆けつけてもらった。

うちの車の前持ち主が紛失したオリジナルのCRという登録書をルソン島のケソン市まで再発行してもらいに行かねばならなくなり、それを避けるために長い間あれこれやってきたのに、結局、どうにもならなくなった。

幸いにも本人(前持ち主)以外でも再発行申請・受け取りはできるようで、ケソン市在住のジョイミーのお兄さんが行って下さることになった。やはりこっちの家族・親類力はすごい。
お兄さんは今フィリピン大の学生をしているそうだが、やはり彼らは頭がいい家族なんだと思う。

そんな訳で、ある意味、振り出しに戻った感じではあるが一つずつやっていくしかない。明日はまた元オーナーのサインとID等を貰いにいかないといけない。
今日、前オーナーのIDコピーをよく見たら今日が誕生日で期限が切れているようだった。明日、新しいIDコピーも貰わないといけない。

それはともかく、今日のLTOの窓口のリッチーという担当者の男性が、自分は副業もやっているんだとLTO内で注文住宅のパンフを旦那にくれた。
こっちは公務員でも堂々と局内で副業の営業ができるところがすごい。というか、公務員でも会社員でもなんらかの副業をしているのが普通なのかもしれない。

会社員でも副業をやたらするし、ダブルワークどころかトリプルワークなんて人も多いので、仕事がのろいフィリピン人が多い反面、すごい多忙な人も多くいるように思う。
公務員ですら、本業の給与が安いので副業をせざるを得ないのだと思う。

ジョイミーに、フィリピンの最大の問題はペーパーワークの遅さ、不条理さじゃないか?というと同意していた。フィリピン人だって多大な迷惑をこうむっているのだ。彼女によると、出生証明書なんかもものすごい面倒なのだそうだ。

また、役所側の落ち度が原因のことでも申請者側がペナルティを支払わないといけないことも多いようで、私たち外国人だけが打撃を受けているのではない。
でも見ている限りフィリピン人はそういうことに対してすっかり諦めの境地に達しているのか、あまりイライラしたり怒ったり反撃したりしていない。通常、彼らは争いをすごく避けているように感じる。

で、こっちの公務員はみんな頭が悪いんじゃないか?というと、彼らは学歴も資格も関係なくただコネで入っているだけだから頭が悪く、デキる人がいないんだと言っていた。

ジョイミーの会社まで送って行った。

市内から30分位郊外にある彼らの新しい家も、まだ半分ぐらいしかできていないがもう入居して2晩になる。新しい家はかなり標高が高い所なので寒い!と言っていた。早く遊びにいきたい。
こっちの人は家が完成しないうちから入居して、住みながら工事を続けて完成させることが多く、資金切れがその大きな原因だが、ジョイミーたちも完成は来年になるだろうと言っていた。すごい気が長い。