お隣のゲストたち

昨日と今日で、お隣ロザーリオ家のイギリス在住の娘さん2家族の半分?がバケーションで来られた。
夕方、チャコたちを小屋へ回収する際にロザーリオのお孫さんたち3人に会った。男の子2人と女の子1人。動物が好きらしく子猫を追っかけまわしていた。

彼ら家族はイギリスに住んでいるが全員フィリピン人だ。でも子どもたちは英語しか話せないという。ビサヤ語は全くできないというのでちょっと驚いた。
両親はビサヤ語を教えなかったのかと聞いたら、教えても学校では英語だし結局覚えられないとのことだった。使う機会がないから習っても身に着かないのだろう。

海外で生まれたり育ったりした子どもに母語を教えてキープさせるのは確かに難しいことだ。
例えばいい例として、宣教師家庭。
海外へ派遣された宣教師家庭が日本へ帰国する理由はいろいろあるが、その中でも子弟の日本語教育という理由はよく聞かれる。子どもたちが中学生くらいになったとき、日本(語)で教育を受けさせたいという家庭が多くなってくるようだ。

私の恩師は元宣教師で7人の子どもがおり“日本語を絶対最初からキープさせなさい”としきりに言っていたことを思い出す。特に日本語は一旦忘れてしまって第二言語として覚えるのは大変だからということだった。確かに日本語は覚えることも多いし(漢字とか…)、規則があるようでないような曖昧な言葉なので母語として覚えないと難しそうだ。

子どもは言語取得能力が高いので外国語を新しく取得することに関しては全く心配いらないと思う。
でも私の知る限り、むしろ日本語のキープのほうが親にとって大問題になってくるようだ。
私の聞いたところではたしか11、12歳位まで母語で生きていたら海外へ行っても忘れてしまうことはないということだったような……。

私たちがビザ取得でお世話になったセブポットの社長の佐藤さんも先日、あるWebマガジンのインタビューで同じことを言われていた。小さいお子さんが2人いるので、日本の幼稚園に1か月位入れることにしたということだった。
今、セブポットさんは日本で移住セミナーをされている最中と思うが、最近母子移住・母子留学の方々が増えてきたので、そういう話もお母さん方に向けて、実体験として盛り込みたいとも書いてあった。非常に重要なテーマだと私も思う。

帰りにBUKO(ココナツ)を貰った。明日にでもかち割ってゴクゴク飲もうと思う。
お隣はモルモットも鶏もココナツの実を食べていてヘルシーだ。

■今日のユキちゃん

最近うちのチャオにしつこく追っかけまわされて迷惑しているユキちゃん。
チャオはユキちゃんの小屋(元鶏小屋)にまで入っていって付け回している。

今日明日は旦那がセブへ行っているため自由の身。お隣ジェッサたちは1人でさみしくないのかというので“自由でハッピーだよ!”と答えておいた。フィリピン人は大家族で住んでいることが多いし、とにかく何事も人と常につるんで行動する人たちなので1人住まいとか1人行動、1人旅行とか信じられないようだ。

以前セブの語学学校でも、週末に1人別の島へダイビング旅行に行った生徒に、先生が“なんで1人で旅行するの?友達いないのか?さみしくないのか?日本では1人で旅行するのは普通のことなのか?”と信じられないという顔でしきりに聞いていた。
私も“日本では一人旅はごく普通のことですよ”と言ったが先生は釈然としないようだった。