掲示板や張り紙情報

ボホールは田舎なので、不動産にせよ賃貸にせよ中古車・バイクやヘルパーやチューターなど、仲介業者や派遣業者などの中間の存在がほとんどない。
不動産・賃貸・中古車に関してはないことはないが、小規模なうえ数えるほどしかない。
そんな訳で、上記のものやその他サービス、中古品など、日本のようには効率よく探せない。

最近はフィリピン国内の売ります買いますの総合サイトみたいなのも若干あって、検索するという方法もあるが、それも基本的には個人対個人の直接売買だ。
その他、新聞の売ります買いますコーナーやお店や学校その他の掲示板もよく利用されている。あとは直接その家や車に“売ります”と張っておくようなPRの仕方が多い。

普通の民家でも“Load(携帯のチャージ)します”とか“氷売ります”“卵売ります”“仔犬売ります”“チェーンソー売ります”だとかいろいろ張っている。自分が売りたい場合も適当に手書きで書いて自宅の門に張っておけばいいと思う。

大学の掲示板には“(英語などの)チューターやります”というような、バイト先を求める学生たちの張り紙も、特に夏休み前(夏休みは4-5月)などには多くなるようだ。

先日あや子さんに、壁にいろいろ張ってあるカフェがあるから行ってみては?と勧められて旦那と行ってみた。ここは以前からマルチキャブの乗り換えでいつも待っていた場所の目の前にあり、存在は知っていたが入ったことはなかった。

 

パングラオ島との橋のもうちょっと手前にあるプラザ(広場)や大聖堂の近くにある。アメリカン的な造りで、思ったより高くなかった。レギュラーコーヒーとハンバーガーを食べて105ペソ(1人)だった。

聴覚障碍の人を雇用しており、あれ?うちの近くのDao Diamond Hotelと似てるなぁと思ったら、メニューも価格もほぼ同じで、同じオリジナルグッズが売られていた。きっと同じオーナーなのだろう(とすれば、アメリカ人クリスチャンがオーナーで、彼らが行っている聴覚障碍者ミッションの一環だ)。

で、確かに店の壁の1つに数は多くはないが、土地売り、売り家、貸し家・アパート、ナニーやります等々、何やらいろいろな掲示物が張ってあった。

 

よく見ると、すでに視察に行って知っている物件もあった。そこは道路沿いに“貸し家”看板を出していたので、私たちはその場で見つけて見学させてもらった。

こっちではこういう直接売買も普段の人間関係のやりとりも、ほぼすべての連絡事は携帯の通話かTEXT(ダイレクトメール)で行われている。PCを持っている人でも、常時ネット接続できる環境にある人は大変少ないので連絡事にEメールはほとんど使われない。

何にせよ、何か欲しいもの(や頼みたいこと)を見つけて連絡したい場合は、そのままそこに書かれてある携帯番号に電話するかTEXTを送って伝える。
なんかアナログな方法だけれど、日本よりもシンプルで簡単かもしれない。